連続するランプやジャンクション

複雑な都市高速の運転をわかりやすく。初心者やペーパードライバーはまず、その特徴を理解すること

都市高速は都市部から各地方へと延びる高速道路と高速道路を接続する役割があると同時に、都市高速内の移動、つまり近距離での移動の役割を担っております。さらに、先ほどお話しした複雑な構造をしているために、都市高速のインターと呼べるランプやジャンクションが連続する区間があります。

ランプを過ぎたと思ったら次のランプが現れたり、ジャンクションが連続であり分岐が何方向もある区間なんかも1カ所ではなく、複数カ所存在するのです。短い区間だとジャンクションとジャンクションの間が1km未満なんていうところもあり、都市高速の走行に慣れていない方は、迷ったり道を間違えたりしてしまいます。

そうならないためにも、都市高速走行時はあらかじめ自分が利用するランプやジャンクションの名称と位置、行く方面をしっかり確認するようにしましょう。

片方面しか利用できないランプやジャンクションが多い

複雑な都市高速の運転をわかりやすく。初心者やペーパードライバーはまず、その特徴を理解すること

都市高速は狭い土地のなかに設計されているところが多いため、ランプやジャンクションも通常の高速道路と比べると簡易的なつくりとなっています。それもあり、都市高速では片方面しか利用できないランプやジャンクションが多数あります。

通常の高速道路にも、いわゆるハーフインターとよばれる片方面にしか入口や出口がないインターや、片方面しかいけないジャンクションなどはありますが、都市高速はむしろ両方面に出入口のあるランプの方が珍しく、どちらかの出入口はないというランプが多いのです。

ジャンクションも、一定の方向からこないと利用できないところも多く、構造を知っていないとやはり迷ったり道を間違えたりする原因となりえます。

それに付随して、都市高速にも休憩ポイントとなるパーキングエリアがいくつか設置されていますが、片方面しか利用できないところが多いのが特徴です。たとえば首都高4号新宿線の「代々木PA」は、「三宅坂JCT」方面に向かう上り方面のみ利用可能で、「高井戸ランプ」方面に向かう下り線方面は利用ができくなっています。

都市高速を上手に走行するには

複雑な都市高速の運転をわかりやすく。初心者やペーパードライバーはまず、その特徴を理解すること

以上のことから、都市高速は通常の高速道路と異なる点がいくつかあります。まずはそれを理解することが、都市高速を上手に走行するポイントとなります。

NEXCO管轄の高速道路から都市高速に直接入った際は、看板や景色の雰囲気が変わるのでそれを目安にしたり、通常の高速道路と都市高速が変わるポイントは料金形態も変わるため、料金所が設置されているので、それを境に運転方法を変えるといいでしょう。

あとは、みなさんなにかと抵抗のある都市高速を走行する機会をなるべくつくること。実際に走行しながら、都市高速ならではの運転感覚をつかんでいくことも大事なことです。