日経平均 | 31,062.35円 △62.80円 |
為替 | 1ドル=149.44円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 15億6,668万株 |
売買代金 | 3兆7241億22百万円 |
値上り銘柄数 | 1,091銘柄 |
値下り銘柄数 | 508銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 74.76% |
市況概況
買い先行も売り直されて一時大幅安
米国株はまちまちだったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が堅調となったことから本日の日本市場は買い先行となった。
それでも寄り付きの買いが一巡となった後は買い気に乏しいなかで手仕舞い売りに押されるものが多く、芳しくない決算を発表した銘柄が大きく売られるなど地合いの悪さもあって昨日の終値を下回っての推移となった。中国の景気鈍化や地政学リスク、金利上昇が懸念されて売り急ぐ場面もあったが、国債の買いオペで債券利回りが低下したこともあり、最後は下げ渋りとなった。
再度下値を試す動きになり、後場も売り先行で始まった。それでも下げ渋り感が強まったことで、あっさりと30,800円台まで戻し、今度は一気に買戻しが入るという状況で堅調となった。
前場とは一転して上値を試す動きになったが、昨日の高値水準では上値も重く、節目と見られる31,200円~300円水準までは戻すこともなく、小幅な上昇に留まった。一転して買い物となったが、一部の銘柄が指数を押し上げただけということでちぐはぐな展開だった。
小型銘柄は値ごろ感からの買いなども見られて総じて堅調、売られすぎの反動から高くなった。買戻しを急ぐ動きもあったものと思われ、マザーズ指数やグロース指数は大幅高だった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られて指数を右往左往させる要因となった。日経平均VIが高止まりしており、動いた方に大きく動きやすいということなのだろう。
31,000円を割り込むと買戻しも入るというような状況だが、31,200円~300円水準まで戻しきれていないことやニデックの決算に見られるように中国の景気動向なども気になるところでもあり、買えない状況は続くと思われる。買戻しがどこまで入るのかということで戻りの強さとスピードが決まると思うがまだまだ下値模索と言うことなのだと思う。
テクニカル分析
日経平均
31,000円を割り込んだところでの下髭線でここで底入れとなった可能性もあるが、上値が抜け切れておらず、31,200円~300円水準を抜ければ底入れと考えても良いと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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