毎年、新たに発売されるビジネス書は約6,000冊といわれています。いったいどの本を読めばいいのか、迷ってしまう方も多いでしょう。

このコーナーでは、読書家が集まる本の要約サービス「flier(フライヤー)」で注目されているおすすめの書籍をランキング形式でご紹介。さらにその中からアクセスの多かったトップ3の書籍について本文で詳しく見ていきます。

まずは2023年10月にビジネスパーソンから最も読まれた10冊の書籍の発表です!

1位:『頭のいい人は「短く」伝える』(樋口裕一/大和書房)
2位:『「お金の増やし方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』(藤吉豊、小川真理子/日経BP)
3位:『怪獣人間の手懐け方』(箕輪厚介/クロスメディア・パブリッシング)
4位:『図解 超タスク管理術』(佐々木正悟/あさ出版)
5位:『やる気ゼロからフローに入る 超・集中ハック』(伊庭正康/明日香出版社)
6位:『40歳で何者にもなれなかったぼくらはどう生きるか』(河合薫/ワニブックス)
7位:『ポジティブ大全』(徳吉陽河/総合法令出版)
8位:『自分らしく生きている人の学びの引き出し術』(尾石晴/KADOKAWA)
9位:『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』(荒木俊哉/SBクリエイティブ)
10位:『自分という壁』(大愚元勝/アスコム)

※本の要約サービス「flier(フライヤー)」の有料会員を対象にした、2023年9月25日〜2023年10月24日の閲覧数ランキング

「短く伝える」ためには4行メソッドを使う

頭の良い人は「短く伝える」を使いこなしている 2023年10月に読まれたビジネス書トップ3
(画像=Nuthawut/stock.adobe.com)

2023年10月、flierユーザーから最も読まれたのは、250万部の大ベストセラーとなった『頭がいい人、悪い人の話し方』の著者が教える『頭のいい人は「短く」伝える』です。メールや話し方など、伝えることが上手な人は、情報の無駄がなく簡潔であるもの。だからこそ「伝える」ことの最小単位は4行だというのが、この書籍の柱となります。

まず大切になる“基本形の4行”は、「問題提起」(〜だろうか)、「意見提示」(確かに〜しかし〜)、「展開」(その背景には、なぜなら)、「結論」(よって〜である)の4つ。

たとえば来週のMTGの予定について伝えるとすると、「MTGの議題は来月のイベントについてでいいのか」と問題提起し、「イベントについてを中心にしつつ、商談の進め方についても固めたい」と自分の意見を提示します。そして「なぜなら~」と理由を展開し、「○○のように進めましょう」と結論をもっていきます。

伝えることに一生懸命なあまり、「この基本の形が出来ていなかった…」とドキッとする人もいるはずです。他にも〈結論先行型の4行〉や〈根拠優先型の4行〉の型など、目的に応じて「伝える」ために効果的な方法をわかりやすく論理的に教えてくれます。ぜひ本書を読んで、「書く」「読む」「話す」のすべての場面に役立ててみてください。

頭のいい人は「短く」伝える
頭のいい人は「短く」伝える
樋口裕一
出版社:大和書房
発売日:2011年01月15日
ジャンル:スキルアップ・キャリア・リーダーシップ・マネジメント

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お金の増やし方の名著100冊に共通するポイントとは?

第2位は、「お金の増やし方」の名著100冊のエッセンスを学ぶことができる『「お金の増やし方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』です。

お金に関する100冊の名著から洗い出された共通のノウハウが、1位から30位までランキング化されたものを読むことができます。47冊の書籍に記載され、ランキングの1位となったノウハウは「分散投資でリスクを減らす」ということ。すべての資産が一度に減ってしまうリスクを抑えられる基本ルールとして多くの書籍に収録されていました。

分散投資とは、株式と債券、国内と海外など、複数の投資先に時間をずらして投資することを指します。株式、債券、不動産、金(きん)など、種類の異なる資産を組み合わせて投資する「資産の分散」や、特定の銘柄ではなく、複数の銘柄に投資する「銘柄の分散」など、あらためてポイントをチェックすると、頭が整理されていくのを実感できるはずです。

他にも「投資信託」で手堅く運用する、「売り時」は先に決めておく、お金が貯まる人に共通する「ある習慣」…など、本当に役立つエッセンスを大事な順番で身につけられる一冊です。

「お金の増やし方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
「お金の増やし方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
小川真理子、藤吉豊
出版社:日経BP
発売日:2023年08月07日
ジャンル: 自己啓発・マインド・ファイナンス

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「怪獣人間」は○○を大事にしている

第3位は、『怪獣人間の手懐け方』です。『多動力』(堀江貴文)、『メモの魔力』(前田裕二)、『死なばもろとも』(ガーシー)など、生き方や行動力がまさに「怪獣」ともいえるビックネームを口説き落としてきた、名編集者・箕輪厚介さんの「仕事術」をひも解いた一冊!

怪獣人間とは、人とは違う考えを思いつき、たとえ思いつくことがあっても常識であれば実行しないようなことを、全力でやり続けていく人たちと定義されます。彼らの行動力は賞賛をうける一方、ともすればどう付き合えばいいのか不安を感じる人が大半でしょう。

そうした読者に「仁義と信用」の大切さを箕輪さんは提示します。なぜなら怪獣人間はお金よりも「信用」という通貨を大事にして生きているためだとか。たとえば、知り合いの起業家Aさんの縁で違う会社から新しい仕事をもらったとします。そうした時は何かを返す必要はなくとも、Aさんの「信用」という通貨を借りたお礼を伝えることがとても大事になります。

大胆でありつつも、人と人との仁義に対して繊細さをもつ怪獣人間との付き合いには「信用」が何よりも大切なことを忘れてはいけません。

他にも「興味・目的・自分」の3つで成り立つ人間関係の極意や、私達の身近にいる、ちょっと厄介な“プチ怪獣”の対処法など、人間関係や仕事の悩みの突破口を見つけるための一助となる一冊です。

怪獣人間の手懐け方
怪獣人間の手懐け方
箕輪厚介
出版社:クロスメディア・パブリッシング
発売日:2023年09月21日
ジャンル:スキルアップ・キャリア・自己啓発・マインド・トレンド

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いかがでしたか?

ランキングの上位を見てみると、年末に向けて気になる「お金」の書籍や、コミュニケーションのコツを学べる書籍が上位に入りました。どの書籍も、決して難しい内容ではなく、明日から毎日を変えられるヒントがたくさんあるので、ぜひ試してみてください。

少しでもあなたに合いそうな1冊があればお手にとっていただければ幸いです。
来月はどういった書籍が読まれるのでしょうか。ぜひ皆様も予想してみてください。

flier編集部

本の要約サービス「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されているほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。

flier(フライヤー):https://www.flierinc.com

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