JR九州の業績が回復基調にあります。主力の鉄道事業では2023年4~9月期の定期収入がコロナ禍前(2019年3月期)の同時期を7%ほど下回る水準にまで回復し、「想定より強い」戻りを見せています。

非鉄道事業では不動産・ホテルなどが好調で、新幹線を軸としたまちづくりに関連した九州各地でのプロジェクトが相次ぎ、中長期的な稼ぎ頭としての伸びしろにも注目が集まります。

一方、24年3月期通期の利益予想を上方修正したJR東海やJR西日本に比べると、全社の収益回復にはなお勢いを欠きます。古宮洋二社長を招き、中長期的な成長に向けた戦略を聞きます。

JR九州社長 古宮洋二氏 ―― トップに聞く(短縮版)

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