自動車用ワイヤハーネスで世界大手の一角を占め、電線首位の住友電気工業。2024年3月期業績予想を期中に上方修正し、営業利益で過去最高を更新する見通しです。

コロナ禍で広がった半導体不足に伴う自動車業界の生産調整のあおりを受けていたワイヤハーネスの収益性改善や受注増が業績を押し上げ、成長投資への余力が生まれています。

自動車以外ではなお減益基調の事業もあるものの、再生可能エネルギー関連のケーブルのほか、生成AI(人工知能)関連で注目される光デバイスでは、需要回復に向けた明るい兆しも見られます。

海外売上高が全体の6割とグローバル展開を進める同社の今後の戦略について、井上治社長に聞きます。

住友電気工業社長 井上治氏 ―― トップに聞く(短縮版)

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