この記事は2024年2月14日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
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(画像=Dilok/stock.adobe.com)
2024年2月14日(水)の午前9時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日13日(火)、米国1月のCPIが発表された。コア指数は前年同月比3.9%上昇。これを受け、米金利先物市場での5月利下げの予想確率はCPI発表前の約64%から約37%へ急低下。年内の予想利下げ幅は100bp未満に縮小している。
結果、米国株は大幅安。ドルインデックスは昨年11月以来の水準に上昇。米ドル/円は37億ドルほどのオプションがあるといわれていた150.00円をあっさり上抜き、一時150.88円まで急騰。神田シーリングといわれている152.00円まであと1円強まで迫っている。
本日14日(水)の東京市場に入ると、当局からの牽制コメントで、米ドル/円は一時緩む局面もあると思うが、150.00円のオプションが逆にサポートになりそうだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
昨日13日(火)はスイスでもCPIが発表されている。スイスのCPIは予想外に鈍化し、SNB(スイス国立銀行)による早期利下げの可能性が浮上。
ユーロ/スイスフランは0.9500フランに、米ドル/スイスフランは0.8870フランへ、スイスフランは値を崩している。
よって、戦略的には米ドル/円とユーロ/スイスフランの押し目買いスタンス継続で臨みたい。
▽米ドル/円 日足チャート
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(画像=羊飼いのFXブログ)
*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。