「短い距離だど運転手さんに嫌がられるかも」と考える人が少なくありません。この記事では、タクシーをワンメーターで利用するのは失礼なのか、ワンメーターだけ乗る方法を解説します。ワンメーターへの乗務員の考えを理解して、タクシーを気軽に利用しましょう。

【結論】タクシーをワンメーターで乗るのは失礼なのか

タクシー
(画像=「Car Me」より引用)

結論からお伝えすると、タクシーをワンメーターで利用するのは失礼ではありません

近年では初乗り運賃の値下げから、近距離利用者が増えています。

タクシーの乗務員は、利用者が乗っていない時間は収益が発生していないので、短い距離の移動でもなるべく利用者を乗せている方が収益につながります。

タクシー運転手のなかには、長距離移動の利用者がいれば喜ぶ人も多いでしょう。

しかし、近距離の移動だからといって、失礼にはならないため安心して利用してください。

タクシーのワンメーターで乗れるのは初乗り料金分

タクシー
(画像=「Car Me」より引用)

そもそも、タクシーのワンメーターとは、初乗り料金のことをいいます。

初乗りでかかる料金や移動できる距離は、タクシーを使用する地域によって異なります。

東京都では、2024年2月現在の初乗り料金が500円、移動できる距離は約1kmです。

深夜料金が発生する時間帯は、ワンメーターで移動できる距離が2割減になります。

利用する時間によってもワンメーターの距離は変わるため、不安であれば確認しておくと安心です。

タクシーの料金が増える理由

タクシー
(画像=「Car Me」より引用)

タクシーの料金がワンメーターから増えるのは、初乗り料金以外にさまざまな割増料金が計算されているからです。

どのような割増料金があるのか知っておけば、タクシーを利用するときの料金が計算しやすくなるでしょう。

【タクシーの割増料金】

  • 加算運賃
  • 迎車料金
  • 予約料金
  • 深夜割増
  • 冬季割増料金

①加算運賃

加算運賃は、利用者がタクシーで移動する距離や、乗っている時間に合わせて増える運賃です。

タクシーが信号待ちで止まっているにもかかわらずメーターが上がるのは、停車している間も加算運賃がかかっているからです。

道が混んでいれば、空いている時間帯に比べタクシーの移動速度は遅くなります。

結果的に、タクシー料金が高くなる原因になります。

初乗り料金の距離を過ぎたあとは、加算運賃によってタクシーのメーターはあがっていくと覚えておきましょう。

②迎車料金

迎車料金は、希望する場所にタクシーを呼ぶと発生する料金です。

1台につき一定の料金が発生するため、複数のタクシーを呼ぶと台数分発生するため注意しましょう。

タクシーの迎車料金は、タクシー会社や地域によって異なり、地方だと0円で迎車できるタクシー会社も多いです。

一方で、タクシー利用者が多い都市部では、300?500円程度の迎車料金が発生します。

事前にかかる迎車料金を知っておくと、ワンメーター以外にかかる料金が計算しやすくなるでしょう。

③予約料金

予約料金は、時間を指定してタクシーを迎車したときに追加される料金です。

迎車料金とは別途で発生するため、日時指定してタクシーを呼ぶときは注意しましょう。

予約料金が発生するタイミングや料金は、タクシー会社の規定により異なります。

気になるときは、予約の電話をしたときに確認しておくと安心です。

④深夜割増

深夜割増料金は、一般的に22?5時の間にタクシーを利用すると発生する料金です。

メーターがあがる距離が2割減となるため、日中よりも料金が上がりやすくなっています。

深夜割増は、22時を過ぎたタイミングから加算されるため乗車時間が21時台でも発生する可能性があります。

深夜割増を気にする場合は、タクシーを利用する時間帯に注意しましょう。

⑤冬季割増料金

冬季割増料金は、降雪が多い地域で冬場に発生する割増料金です。

積雪がある場所での運転は難しくなるため、降雪が多い地域では11月後半?3月まで冬季割増料金を設定しています。

しかし、利用するエリアやタクシー会社によっては設定していない可能性があるため、

お得な金額でタクシーに乗りたい人は事前に調べておくのがおすすめです。

タクシーをワンメーターで済ます方法

タクシー
(画像=「Car Me」より引用)

タクシーを利用するとき、なるべくワンメーターで済ませたい人も少なくありません。

ここでは、タクシーをワンメーターで済ます方法を解説します。

【タクシーをワンメーターで済ます方法】

  • 移動距離に注意する
  • 道路の混雑状況も確認しておく

①移動距離に注意する

地域によって、タクシーの初乗り料金で移動できる距離が決められています。

タクシーを利用する前に、今いる地域の初乗り料金で移動できる距離を確認しておくと安心です。

都市部は初乗り料金が低い分、移動可能な距離が短い傾向があります。

一方で、長距離移動が多い地方では、初乗り料金自体は高めですが移動できる距離が長くなっています。

移動距離に合わせてタクシーを利用するか決めれば、ワンメーターだけの支払いに収められるでしょう。

②道路の混雑状況も確認しておく

タクシーの運賃は、時間距離併用運賃の適用によって料金が高くなる可能性があります。

道路の混雑状況はリアルタイムで変わるため、Googleマップなどを利用して確認するのがおすすめです。

道路が混んでいると、目的地に到着するまでも時間がかかります。

移動後のスケジュールに支障をきたす恐れもあるため、道路が混んでいる場合はほかの移動方法を検討するのも方法のひとつです。

ワンメーターの支払いで収めるには、道路状況まで目を配りましょう。

タクシーに安く乗りたいならタクシー配車アプリがおすすめ

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(画像=「Car Me」より引用)

ワンメーターを超えてしまう距離でもタクシーに安く乗りたいなら、タクシー配車アプリを利用しましょう。

タクシー配車アプリでは、乗車料金をお得な金額にできるクーポンやポイントのプレゼントがあります

目的地までにかかる時間がわかったりタクシー会社を指定できたりと、タクシー利用時に便利な機能がついているのも魅力です。

タクシー配車アプリを活用すれば、日々のタクシー利用をより便利にできるでしょう。

タクシー配車アプリを利用するメリット

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(画像=「Car Me」より引用)

タクシー配車アプリには、空車のタクシーを利用するよりも多くのメリットがあります

どのようなメリットがあるか知っておき、タクシー配車アプリを活用しましょう。

【タクシー配車アプリを利用するメリット】

  • タクシーにかかる料金の内訳がわかる
  • 財布を出さずにタクシーに乗れる
  • 今いる場所にタクシーが呼べる

①タクシーにかかる料金の内訳がわかる

タクシー配車アプリによっては、タクシー利用時にかかる乗車料金の内訳を確認できます

初乗り料金や深夜料金は、普段何気なく支払っておりどの程度かかっているか知らない人も多いでしょう。

しかし、料金の内訳がわかればタクシー料金への意識が変わり、よりお得なタイミングで利用する方法に意識を向けられます。

空車のタクシーではわからない細かい内訳を知って、乗車時にはどのような金額が発生しているのか理解しましょう。

②財布を出さずにタクシーに乗れる

タクシー配車アプリには、アプリ内で決済を済ませる機能がついています

タクシーをワンメーターの距離で移動する人の多くは、急いでいる人が多いでしょう。

急いでいるときに財布を出してお金のやりとりをするのは、焦ってしまう原因にもなります。

タクシー配車アプリの決済機能を利用すれば、財布を出さなくても目的地についたタイミングで自動的に決済がおこなわれます。

到着後はスムーズに降車できるため、急いでいるときでも安心です。

③今いる場所にタクシーが呼べる

タクシー配車アプリでは、自分が今いる現在地にタクシーを呼べます。

住宅街や路地だと、あまりタクシーが通らず大通りまで移動しなければいけないケースも多いです。

タクシー配車アプリを利用して現在地にタクシーを呼べば、移動の手間を減らせます

タクシーが到着するまでにかかる時間もわかるため、待っている時間を効率的に利用できるでしょう。

タクシーがあまり通らない地域で生活している人は、タクシー配車アプリの利用で生活が便利になります。

ワンメーターでも使いやすい!タクシー配車アプリおすすめ3選

タクシー
(画像=「Car Me」より引用)

タクシー配車アプリは、乗務員とのやりとりを最小限にできるためワンメーターでも気兼ねなく使えます。

ここからは、おすすめのタクシー配車アプリを3つ紹介します。

アプリの特徴を知って、自分に合ったアプリをダウンロードしましょう。

【おすすめのタクシー配車アプリ】

  • GO:利用できるエリアが多い
  • DiDi:ポイントが貯まる
  • S.RIDE:簡単操作でタクシーが呼べる

GO株式会社

GOタクシーが呼べるアプリ

GO
(画像=「Car Me」より引用)

利用できるエリアが多い

商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。

DiDiモビリティジャパン株式会社

DiDi

DiDi
(画像=「Car Me」より引用)

ポイントが貯まる

商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。

S.RIDE株式会社

S.RIDE

S.RIDE
(画像=「Car Me」より引用)

簡単操作でタクシーが呼べる

商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。

ワンメーターでタクシーを利用するとき気になる疑問3選

タクシー
(画像=「Car Me」より引用)

実際にタクシーをワンメーターで利用する前に、気になる疑問を解消しましょう。

疑問を解決しておけば、安心してタクシーが利用できます。

【よくある質問】

  • ワンメーターでの乗車は嫌がられる?
  • タクシーのワンメーターは地域によって違う?
  • ワンメーターでも深夜料金はある?

①ワンメーターでの乗車は嫌がられる?

タクシーをワンメーターで利用しても、嫌がられません

タクシーは利用者が乗っていない時間は収益が発生せず、誰かが乗っていると収入が増えます。

初乗り料金の値下げから近距離で利用する人は多く、急いでいるときは便利に使えるでしょう。

どうしても気になる場合は、乗ったとき乗務員に「近くて申し訳ない」旨を伝えましょう。

快く受けてくれる乗務員がほとんどのため、安心して利用してください。

②タクシーのワンメーターは地域によって違う?

タクシーのワンメーターは、地域によって変わります

東京で初乗り料金は500円ですが、大阪では600円・北海道では670円です。

一般的には、初乗り料金が高い地域は移動できる距離も長い傾向があります。

タクシーを利用するときになるべくワンメーターで収めたい場合は、自分がいる地域の初乗り料金と移動できる距離を調べておきましょう。

タクシー配車アプリを利用すれば目的までにかかる全体的な料金も確認でき、乗ってから後悔するケースを減らせるでしょう。

③ワンメーターでも深夜料金はある?

タクシーのワンメーターには、深夜料金がありません

しかし、深夜料金が発生する時間帯になると、移動できる距離は短くなるため注意しましょう。

たとえば、東京でタクシーに乗った場合、ワンメーターで移動できるのは1.096kmです。

しかし、22?5時の深夜料金が発生する時間は、2割減になった876mで加算料金が発生します。

ワンメーターで移動できる距離が短くなり、結果的に料金が高くなりやすくなるでしょう。

タクシーはワンメーターでも問題ない!気にせず利用しよう

タクシーをワンメーターの距離で利用するのは、乗務員からすれば迷惑ではないかと心配する人も多いです。

しかし、タクシーは利用者が乗っていない時間が発生するほど利益が少なくなります。

短い区間でも気にせず、タクシーを利用しましょう