この記事は2024年4月16日（火）に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
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2024年4月16日（火）の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年～1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。
現在の為替相場の傾向や相場観
現在、米国経済が強く米金利が再上昇しそうなことと、中東情勢不安が続いているため、いつ何時、原油価格やコモディティ価格が高騰するかもしれない状況が併存している。おそらくイスラエルは再攻撃をすると思うので、紛争拡大懸念がある。
その場合、リスクオフで少々円高に行くかもしれない。しかしながら将来原油価格上昇の可能性や万が一中東で何かが起こったときの日本の脆弱性を考えると日本円が売られる可能性があるだろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
ドルインデックスは明確に上昇トレンドに入ってきた。ユーロ／米ドルや英ポンド／米ドルといった通貨においてもドル高方向のトレンドを想定している。
米ドル／円は、リスクオフで、クロス円の下落に伴って少々円高に行くかもしれない。しかしながら、日本の原油の95％は中東から来ているという脆弱性があるため、状況次第ではとてつもない円売りになる可能性をはらんでいる。その際は相当な円安を覚悟しておいた方がいいだろう。
▽米ドル／円 日足チャート
(画像=羊飼いのFXブログ)
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
