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調査結果トピックス
① 60代以上で運転免許証の返納について考えたことがある人は2割
② 運転免許証を返納する年代は「70代」と考える人が半数以上
③ 34%が運転免許証を返納した家族や親族、友人がいると回答
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パーク24は、毎月9日に、クルマや交通に関するアンケートの調査結果を発表しています。今月の「運転免許証」についてのアンケート結果詳細は以下のとおりです。
※入会金・年会費無料の会員制ポイントプログラム。タイムズパーキングやタイムズカー、タイムズカーレンタルの利用等でポイントがたまる他、会員限定サービス等を提供。会員数約1,124万人(2024年3月末現在)。
なお、本アンケートは、駐車場やカーシェアリング、レンタカー等のクルマに関わるサービスを利用した方々を対象としたものです。
① 60代以上で運転免許証の返納について考えたことがある人は2割
自身の運転免許証の返納について考えたことがある人は7%でした。年代別で見ると最も多いのは60代以上で、5人に1人が免許証返納について考えたことがあると回答しました。
運転免許証の返納について考えたきっかけは、「操作ミスによる交通事故のニュースを見たから」が7割でダントツでした。「その他」では、「視力の低下」や「運転していると疲れてしまう」などの回答も見られました。
② 運転免許証を返納する年代は「70代」と考える人が半数以上
自身が運転免許証を自主返納すると思われる年代を尋ねたところ、「70代」59%が最も多く、次いで「80代」27%となりました。回答者の年代別で見ると、30代以上は全体と同じ傾向であったのに対し、20代以下は「60代」と「80代」が同率となりました。
③ 34%が運転免許証を返納した家族や親族、友人がいると回答
家族や親族、友人などで自ら運転免許証を返納した人が「いる」と回答した人は34%でした。2022年から徐々に比率が上昇しています。
一方で、警察庁発行の「運転免許統計(令和4年版)」によると、運転免許証の自主返納者数は2019年までは増加傾向にあったものの、2020年以降は3年連続で減少しています。コロナ禍での密を避けた移動手段や、鉄道やバスなど公共交通が減少する環境下の代替移動手段としてクルマを活用せざるを得ない機会が増えたことや、クルマの運転支援機能が向上したことなど、様々な要因が考えられます。(出典:警察庁交通局 運転免許統計(令和4年版) https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/menkyo/r04/r04_main.pdf )
家族や親族、友人などで運転免許証を返納した人の年代は「70代」53%が最も多く、以降「80代」32%、「60代」12%と続き、「②運転免許証を自主返納する想定年代」とほぼ同じ傾向となりました。
今回のアンケートでは、60代の5人に1人が自身の運転免許証の返納を検討したことがあり、自主返納するのは70代と考えている人が最も多いことがわかりました。
運転免許証の自主返納者数は2020年から3年連続で減少しており、クルマ移動が避けられない環境で生活する方の中には、移動が不便になることなどを理由に免許証返納に踏み出せない方もいるかもしれません。
運転免許証の返納後に申請することにより発行される「運転経歴証明書」は、身分証明書として使用できるだけでなく、公共交通機関の割引や購入品の無料配送サービスなどのサポートを受けることができます。支援内容は各地域により異なるため、免許証返納を考えている方は、お住まいの地域で受けられるサポートを確認し、検討材料にしてみてはいかがでしょうか。
※都道府県ごとの支援施策:https://www.zensiren.or.jp/kourei/return/relist.html