ドル円、簡単には下がらない!?為替介入はもうできない【外為マーケットビュー】
動画配信期間:2024/5/29~2024/6/12
動画の概要・まとめ
外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
ドル円上昇の背景:
- 日銀の重要的インフレ指標が全て1%台になり、世界的に見ても大したインフレではない
- 米国の消費者信頼感指数が4ヶ月ぶりの良い数字、ミネアポリス連銀総裁の利上げ発言
- 日本の貿易赤字が続いているが、拡大ペースは落ちている
- 為替介入は相手国であるアメリカの反発もあり、もうできない状況
G7の振り返り、インフレ格差=金利格差:
- 日銀の重要的インフレ指標が1%台で、世界と比べてインフレ率が低い
- 東洋のインフレは割と低く、インフレ格差が金利格差にも繋がる可能性
足元の注目材料:
- ドイツの消費者物価、リッチモンド連銀製造業指数、ベージュブック
- ニューヨーク連銀総裁講演
日本・円の動向:
- 4月は2.2兆円の貿易赤字だが、昨年比では半分程度に減少
- ブローカーの出来高が激減しており、底堅い動きに
米国・ドルの動向:
- 介入前や5月の高値水準まで円安が進行
- 米国にとってはカナダ中銀総裁の利上げ発言も出てきた
欧州・ユーロの動向:
- ドルに連れて動く平凡な通貨。6月利下げ織り込み済み
- 利下げ後のECBスタンスに注目
英国・ポンドの動向:
- 4月のインフレ率が2.3%と予想より上振れし、ポンド買われる
- 7月4日の総選挙を控えるも、政策に大きな変化はない見通し
オセアニア通貨の動向:
- 豪州・NZの中銀が利上げを議論。米国より早く金融引き締めスタンスに
- 両国とも株価はそれほど高くなく、成長見通しには懸念も
日本株・米株の動向:
- 日経平均は利上げ観測と介入警戒感でもみ合い
- 米国株はまちまち。金利上昇でダウ下落も、AI関連株の上昇でナスダックは最高値更新
金・原油の動向:
- 金は戦争リスクやドル資産凍結懸念から堅調
- 原油は一時77ドル台まで下落するも、OPEC総会での減産維持思惑から80ドル台に反発
メキシコ・ペソの動向:
- 米国の良好な経済指標を受けて米国との金利差縮小を意識した売り
- 6月2日の大統領選挙を控えるが、政権交代しても大きな混乱はない見通し
南アフリカ・ランドの動向:
- 年初は最下位通貨だったが、資源価格の上昇や中国経済回復で上位に
- 30日の総選挙で与党が過半数割れの可能性。連立協議で混乱の恐れも
トルコリラ:
- 外為どっとコムがリラの持ち高制限を引き上げ
- トルコ中銀の大幅利下げにも関わらず、海外から資金流入
- リラ急騰を抑えるため中銀がドル買い介入を実施
全体としては、米国の利上げ継続観測を背景にドル高が継続。一方、日本円は貿易赤字や金融緩和長期化観測から軟調が続いている。欧州は政策正常化が遅れ気味で、新興国通貨は個別材料に左右される展開。リスク回避のための金需要は引き続き堅調と見られる。
目次
00:00 ドル/円上昇の背景
02:50 G7の振り返り、インフレ格差=金利格差?
05:05 足元の注目材料
05:58 日本・円の動向
08:10 米国・ドルの動向
09:14 欧州・ユーロの動向
10:17 英国・ポンドの動向
11:23 オセアニア通貨の動向
12:45 【CFD】日本株・米株の動向
14:01 【CFD】金(ゴールド)・原油の動向
14:38 メキシコ・ペソの動向
17:38 南アフリカ・ランドの動向
20:33 外為どっとコムトルコリラの持ち高制限を引き上げ
22:16 まとめ
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