テクニカル分析(トルコリラ/円)

ボリバン中位を割り込み2σ下限に近づく

 日足、比較的安定しているが、ボリバン中位を割り込み2σ下限に近づく。6月5日-17日の上昇ラインがサポート。6月3日-6月14日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線下向き。
 週足、一時ボリバン2σ上限へ上昇も反落、ボリバン中位へ近づく。6月3日週-10日週の上昇ラインがサポート。5月27日週-6月10日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線下向き。
 月足、2σ下位で推移。4月-5月の上昇ラインがサポート。12月-5月の下降ラインが上値抵抗。
年足、9年連続陰線。その間52円から4円台へ沈む。円との熾烈な最下位争いから抜け出し、リラは12通貨中11位へ。

トルコリラ見通し
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

メルハバ

世銀はトルコのインフレ対策を評価

世界銀行はトルコの進歩を強調し、インフレ対策に向けたトルコ中銀と財務省の努力は評価に値すると述べた。
「中銀と財務省の経済チームがインフレ対策に取り組んできた努力は評価されるべきだと思う」と世界銀行のトルコ担当局長ロペス氏は述べた。インフレ率は5月に前年比75%に達したが、これは緊縮政策と比較的安定したトルコリラが救済をもたらす前のピークだと言われている。

当局は昨年の総選挙と大統領選挙後、長年続いた金融緩和政策を転換し、インフレ対策として一連の金利引き上げを実施した。中銀は昨年6月以来、政策金利を8.5%から50%に段階的に引き上げており、インフレ見通しが「大幅かつ持続的に悪化」した場合には、さらに引き締めると約束している。
 ロペス氏は、トルコは強力なインフラと人的資本を有しており、将来的に問題が発生する可能性はあるものの、見通しは明るいと指摘した。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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