資産・貯蓄に関する満足度は、当然個々人によって違う。国がこうした満足度を包括的に調べたデータがあることをご存じだろうか。本記事では、その調査データを紹介するとともに、資産・貯蓄に関する満足度を高める方法も解説する。

内閣府公表の「国民生活に関する世論調査」

性別・年齢別「資産・貯蓄の満足度」は ? 底上げを図る具体的な方法も紹介
(画像=78art / stock.adobe.com)

2024年3月、内閣府政府広報室は「国民生活に関する世論調査」の結果を公表した。本調査は、2023年11~12月に実施され、「あなたは、資産・貯蓄の側面では、どの程度満足していますか」という質問の回答データも紹介されている。以下がそのデータだ。

項目満足しているまあ満足している無回答やや不満だ不満だ
男性4.0%23.4%0.3%39.8%32.4%
女性4.3%23.5%0.6%38.6%33.0%
18~29歳5.4%25.2%1.0%36.9%31.5%
30~39歳1.4%20.2%0.3%38.1%40.1%
40~49歳1.8%19.8%38.4%39.9%
50~59歳3.6%19.2%0.2%41.6%35.4%
60~69歳4.3%23.3%0.5%40.4%31.4%
70歳以上6.7%29.8%0.9%38.2%24.3%

「満足している」と「まあ満足している」を合計した割合を比較すると、男女別では大きな差はないものの、女性のほうが満足度は少し高い結果だ。年代別では、30代と40代で一度低くなり、その後、高くなっていく傾向にある。

都市規模によっても満足度は異なる

「大都市」「中都市」「小都市」「町村」という都市規模でも満足度が調査されている。

項目満足しているまあ満足している無回答やや不満だ不満だ
大都市3.8%23.0%0.3%38.0%34.9%
中都市4.3%24.2%0.8%40.0%30.8%
小都市3.7%23.2%0.3%38.6%34.2%
町村6.2%21.9%40.8%31.2%

「満足している」だけで比較すると「町村」が最も高く6.2%で、「中都市」が4.3%と続く。

満足度を上げるために誰もができることは ?

資産・貯蓄の満足度に関しては、ぜひ自分に置き換えて考えてみてほしい。もし、もっと満足度を高めたいのであれば、資産運用で貯蓄の仕組みを構築したいところだ。

男女別や年代別、都市別のデータを紹介したが、資産運用は誰でもどこに住んでいても平等に利益を狙うことができる。一方、仕事の場合は地域性によって年収などが異なってくる。

資産運用の知識・経験がゼロでも始めやすいのは ?

大前提として、銀行や信用金庫などの預金口座にお金を預けることも資産運用の一種だ。そういう意味では、世の中の人のほとんどが資産運用の経験者といえる。

そうであれば、すでに慣れている預金の要領で取り組める「外貨預金」を始めてみてはいかがだろうか。外貨預金は、円預金よりも多くの金利収入を得られることが特徴だ。

実際、どれくらいの金利収入を得られるの ?

実際に外貨預金では、どれくらいの金利収入を得られるのだろうか。ここでは、米ドル、豪ドル、NZドル、南アフリカランド、トルコリラ、ユーロの6つの外貨を大和ネクスト銀行で外貨預金したケースを紹介する。

為替レートは変わらないものとして預入金額が100万円、外貨定期預金で1年間預金した場合で比較してみると以下のようになる (※為替スプレッドは記事執筆時点の前営業日時点のもので試算) 。

通貨適用金利受取金額 (税引後)
米ドル5.30%103万1,862円
豪ドル4.50%101万5,346円
NZドル5.00%101万9,251円
南アフリカランド6.10%104万2,335円
トルコリラ12.00%108万7,979円
ユーロ3.00%100万7,653円

1年後に7,653~8万7,979円、資産が増える結果となった。当然、預け入れる金額が大きければ、その分リターンの金額も大きくなる。もちろん為替レートによっては、為替差損が生じる場合もあるが、複数の外貨で預金をするなどしてリスクを軽減する方法もある。

資産運用で満足度を上げよう

資産・貯蓄の満足度を上げたいのであれば、資産運用に取り組むことが大切だ。ほったらかしでも金利収入を安定して得られ続け、選ぶ通貨の選択肢も限定されているため初心者でもすぐに始められる外貨預金は、その選択肢の一つとなるだろう。

外貨預金をどの銀行で始めるか迷った場合には、最も多くの人が外貨預金の選択肢として選んでいる米ドルの金利で比較すると選びやすい。手数料なども異なるため、事前に確認するようにしよう。

(提供:大和ネクスト銀行


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