この記事は2024年7月16日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=琢也 栂/stock.adobe.com)

2024年7月16日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

米ドル/円は先週11日(木)におそらく介入があり、161円台後半から157円台前半へと下落した。

そしてその後、本日16日(火)に日付が変わった日本時間深夜、157.14円付近の安値をつけたが、ここで介入による下げは一旦終わったのではないかと思っている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

ここから、次のフォーカスは日銀に移っていく。今週は小売売上高の発表があるが、経済指標的にはあまり大きなイベントはない。米国の経済指標が少し軟化している中で9月の利下げが見えつつあるという状況だ。

また、今月末の日銀金融政策決定会合で何か大きな引き締め策が提示されなければ円高への揺り戻しは続かないのではないかと思っている。目先はイベントがない中、157.00~160.00円程度のレンジ相場をやって、次は日銀次第だろう。内容的に大した変化等がなければ、また円安相場が始まるのではないだろうか。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。