この記事は2025年4月14日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。

2025年4月14日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、全ての通貨が大きく上昇しており、ドルは全面安の展開で取引を終えた。関税の行方が一段と混とんとなるなか、ドル建て資産や基軸通貨への信認が一段と低下している。
金融市場は週末にかけて、株・債券・ドルのトリプル安に見舞われた。
ドル売りの受け皿となったのは永世中立国の通貨であるスイスフランで、政策金利が主要国では最低水準の0.25%にもかかわらず、2週連続で上昇最上位(+5.28%)にランクする。円は上昇の下位(+2.35%)に位置する。
米ドル/円は年初来安値の142.07円まで下値を一旦拡大、週間の値幅は6円20銭を超え、市場混乱が飛び火している。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週は日本時間では17日(木)に日米の通商・関税交渉が予定されているが、為替が議題とも伝えられており、結果を慎重に見極めたい。関税の着地が見えないなか、経済指標の持つインパクトは徐々に小さくなるだろう。
焦点は先週の後半にかけて加速したトリプル安が収束に向かうか否か。。通商交渉では円安回避で日米の思惑が一致する可能性もある。米ドル/円の戻りは売りでのぞみたい。
今週は米ドル/円で141.50~148.00円、ユーロ/米ドルで1.1100~1.1750ドル、ユーロ/円で161.00~166.00円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート

▽ユーロ/米ドルの日足チャート

▽ユーロ/円の日足チャート

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。