この記事は2025年11月19日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=ImageFlow/stock.adobe.com)

2025年11月19日(水)の午後12時すぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。

現在の為替相場の傾向や相場観

昨日18日(火)は高市政権による積極的財政政策を背景に株安・債券安・円安のトリプル安が進んだ。

為替も米ドル/円が155円台、ユーロ円も180円台とユーロ導入以来の最高値を更新するなど円安に歯止めがかかっていない。

イベントとしては明日20日(木)日本時間早朝にはエヌビディア決算、米政府閉鎖で遅れていた9月米雇用統計が発表される。

現在の為替相場の戦略やスタンス

円買いの介入警戒感が漂う中、片山財務相や三村財務官から「高い緊張感持って見極める」といった円安けん制発言が聞こえてくる。

ただ、前回介入直前の発言を参考にするならば「必要であれば適切な処置を講じる」や「いつでもやる用意がある」などもう一段高いレベルの表現がありそうだ。

現時点では実弾介入の可能性は低く、局地的な円高局面があれば米ドル/円、クロス円は押し目を狙っていきたい。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。