複利を利用して資産運用

(写真=Thinkstock/Getty Images)

<<目次>>

複利投資とは何か

複利投資とは、最も資産運用の効率が良く、かつ平易なため初心者向けの投資方法である。

複利と単利の違いであるが、複利投資の場合は、発生した利息を元本に繰り入れ再投資するスタイルである。増額した元本に対し利息がつくため、長期的に運用していくことでより力を発揮する。単利の場合は、投資した元本のみに利息がつくので、永遠に同額の利息しか得ることが出来ない。

つまり、複利の場合は100万円投資し1年間に発生する利息を10万円とすると、翌年の利息は11万円、その翌年は12万円と増額するが、単利の場合だと同じ条件で加算される利息は何年経過しても10万円のままである。

このように、長期運用をすればするほど、単利より複利の方が効率的に資産を増やせるのだ。

複利投資の資産増加マジック

複利効果は運用する期間が長いほどその効果が高くなるのだが、単利より遥かに儲ける時間が短いのは、言ってみれば金利のマジックである。

始めに単利と複利では、投資金額と利息の合計金額にどの程度差が発生するか、計算式を取り上げて説明する。

【単利の計算式】 投資金額×((利回り(%)÷100)×投資期間+1)

【複利の計算式】 投資金額×((利回り(%)÷100)+1)^投資期間

この計算式を用いて例を挙げると、年率10パーセントの利回りで100万円を単利で30年投資した場合400万円にしかならないが、複利で投資した場合の資産は1744万円となり、単利と比べ実に1344万円も多く利益を得ることが出来ることになる。このまま保有し続ければし続けるほど資産が累乗的に増えていくため、アインシュタイン博士は、この複利の力を「人類が発見した最高の宝物」と称したほどである。

加えて、途中で利益確定をしないことにより税金対策にもなる。年率10パーセントで10年保有したとすると、毎年換金する度に税務署に所得税を払い、証券会社に手数料を支払うことにより、複利の場合でも手取りは221万円になってしまう。

無駄に税金や手数料を払わないことも資産運用のコツである。

複利投資をより効果的に行うためのポイント

前述したとおり、同じ金額ならば年数が経てば経つほど、単利と複利で得られる利益の差が大きくなる。その差は、20年で2倍、30年では40倍と雪だるま式に膨らんでいくのである。

このように長期保有が原則の投資法であるが、さらなる複利効果を得るために、配当も投資に加えてみよう。

株式や投資信託の場合、銘柄によって年に1回か2回程度の配当が出るが、その配当金を同じ銘柄に再投資し保有株を増やせば、その保有株に対して値上がり益と配当が加わることになる。まさに利子が利子を生むことになるのだ。

このように、複利の力を上手く利用することにより、資産の増額が見込まれ、また元本割れのリスクも軽減することが出来るのである。

複利効果のある商品の選び方

複利効果の力はお分かりいただけたと思うが、どういった商品がより複利効果を得やすいかは大事なポイントであり、商品選びの際に気を付けるべき項目を挙げる。

配当が多いものを選ぶ。

前述のとおり、配当を元本に加えることにより一層の複利効果が得られるので、投資の際は配当の高さも商品を選ぶ基準に加えたい。

「毎月分配型」の商品は避ける。

毎月分配型は分配金に税金がかかる。税金の分だけ再投資額が少なくなり、投資効率が悪くなってしまう。複利効果とは、長期に保有することにより力を発揮するため、少しでも効果の高い商品選択が重要である。

手早く儲けたければ長期の複利投資法がおすすめ

逆説的な表現をしたが、毎年利益を確定する単利的な投資をした場合と比べてみれば、長期による複利投資法が実は目標金額へ達するまでの近道であることがお分かり頂けたと思う。

効率を重視し資産運用に加速を加える投資を目指すなら、初心者にも扱いやすい複利投資法を考えてみてもよいのかもしれない。

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