爆発的なTweet数が供給をパンクに追い込む

SNSが商品の売れ行きを左右するというのは、珍しい話ではない。メーカーはSNSの公式アカウントを取得し、商品を身近に感じてもらう取り組みに必死ともいえる。

今回出荷停止に至るまでとなったきっかけは、発売前に「レモンジーナ」を飲んだユーザーが、Twitterで「土の味がする」などとつぶやき、これが拡散。この表現自体が、面白いとリツイートされ、また実際にどんな味か試してしたいという興味喚起を促したといえる。実際に「レモンジーナ」のTweet数は通常の約20倍規模まで爆発的に膨れ上がった。当然同社としても、SNSを始めネット情報は独自に収集しているが、これまで経験のない規模とスピードで、「コントロールできないレベル」となったことが対応の遅れにつながったという。

今後は、発売後のデータだけでなく、発売前データも含め情報収集を行うことで、需要予測の精度を上げていく方針。

また、一部の店舗では出荷停止の発表のあとでも店頭に商品が残っていたため、ネットでは「煽り商法ではないか」との声も上がっているが、棚に残った商品も早いスピードで購入されている。「出荷停止」が広く報道されたことで、関心を一層高めたことは間違いない。2つの新商品とも、遅くても最需要期の夏までの出荷再開を目指す。今後の見込みは非公表だが、次回は決して集荷停止ということがあってはならず、大きく計画を変更することとなりそうだ。販売時期にもよるが、今年のヒット商品圏内となることは間違いないだろう。(ZUU online 編集部)

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