浮上する中小型株の条件は時流」をキーワードに探せ

2万円大台目前の「もたつき相場」を下支えした主役は、中小型株だった。2万円大台固め到来という場面での中小型株に対する見方は、「全体相場押し上げには力不足」とする見方が支配的。がどうか。主役株(日経平均・JPX構成株)の動向にばかり目を奪われていると、せっかくの「糊代十分」の中小型成長株の果実を享受しそこなうという可能性も高い。

「時流」をキーワードに中小型株と付き合ってみるのも一法ではないか。

kabunushi04-09-08

例えばEC関連株。三木谷浩史CEOが「ゴーPEGレシオで割安のサンワカンパニールドラッシュはまだまだ続く」と強気な楽天 <4755> や、連続史上最高益更新を続ける一休 <2450> のウオッチと並行し、サンワカンパニー <3187> などにも目配りしたい。

■PEGレシオで割安のサンワカンパニー

建設資材の高騰・高止まりが指摘される中「1円でも安い調達を」と関連業界は望んでいる。同社は広範な建設資材・設備のネット販売を展開している。そのビジネスモデルは以下のような次第。

*商品の6割超がPB。
*中間流通費用削減で、割安価格。
*販売価格はゼネコン・工務店から日曜大工組まで同一価格。
*実際に商品をこの目で確認したいという顧客向けに、東京・名古屋・大阪・福岡にショールームを展開。

上場後実質初の決算となった2014年9月期は「29・7%増収、39・8%営業増益、29・7%最終増益」で始まり、今期も「22%の増収(84億円)、59%の営業増益(7億6000万円)、79%の最終増益(5億円)」計画。ちなみに時価のPEGレシオは「0・3」に至っていない。 (記事提供: 株主手帳 )

kabunushi04-09-07

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