株式市場では、材料に株価が反応するのは3ヵ月程度だが、いわゆる大相場は3年程度続くと言われ「小回り3ヵ月、大回り3年」の相場格言がある。3ヵ月程度は四半期決算とも一致する。3年程度は景気循環のキチンの波とも符合する。

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現在の「上げ潮」相場は、12年12月の安倍内閣の経済政策、アベノミクスを起点とし、15年11月で丸3年になる。年末を「大回り3年」の大天井と考えれば、年末に向け押し目は買い場だろう。ただ、昨年10月同様に、「アベクロ」コンビで、10月に日銀の追加緩和なら「大回り4年」もあり得る。

テクニカルはどうか。日経平均株価の月足は15年1月から4月まで4ヵ月連続陽線となった。12年8月から13年4月までの9ヵ月連続陽線以来の4ヵ月連続陽線で、経験的には5月は「5月に株を売れ」で連続陽線が途切れて陰線、月末安となる確率が高い。5月が陽線なら6月が陰線となる確率が高まる。

ただ、6月の月足は、過去65年間で見ると44勝21敗と1月に続く上昇月。6ヵ月連続陽線なら、12年のアベノミクスの再来だ。6月はターニングポイントで、押し目は「買い場」と考える。

投資対象は、市場のリード役、外国人投資家の好む東証1部で時価総額の大きい株価指数の構成銘柄。業種は賃上げ、株価の資産効果で伸びる個人消費の恩恵を受ける小売、サービスである。8月、9月の中間決算前が仕込み時と考える。(記事提供: 株主手帳 )

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