特集「財務諸表」の読み方 特集「保険」 広告特集「M&A/事業承継」 特集「本を読む。」 DC特集
投資の基礎
Written by 木村佳子(きむら よしこ) 19記事

『元祖女性株式評論家』木村佳子が解説する「日本郵政3社上場」のポイント(1)

日本郵政
(写真=Thinkstock/Getty Images)

当たればうれしい日本郵政3社株

 11月4日、日本郵政3社の株式がそろって株式市場に上場されますね。

 日本郵政3社とは日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命のことです。この20年間で最大のIPO(株式の新規公開)となることから、証券関連記事やマネー関連のメディアなどでよく大きく取り上げられています。

 さて、今回はこの3社の上場についてのトピックです。10月の一定期間なら公募で公開前の株を買うことができるので、証券投資未経験者でも関心をもたれている人がいると思います。上場後に買おうか?と迷っている人もいるかもしれません。

 そこで、投資判断のための基礎的な事柄を押さえておきましょう。

「市場価格」がまだついていない公募株

 同3社の株式上場前の株主は日本政府(具体的には財務大臣)です。今回はその持ち株全部を売り切ってしまうわけではなく、政府(財務省)の最終持分が三割程度になるように、何度かにわけて放出する予定となっています。

 ちなみに初回放出分は外国人投資家枠一割(2割)、残りは国内機関投資家、国内の個人投資家に割り当てられます。

 通常の株式投資とは証券取引所に上場されている会社の株を売買対象にしますが、IPO(株式の新規公開)の場合は、所定の期間に公募株の取り扱い証券会社で購入申し込みをします。

 取引所上場の株式なら日々、いくらか公表されますが、公募株の場合は「市場価格」がまだついていないため、仮条件である程度の幅を持たせた妥当株価が示され、集まった購入希望者数によって、示した金額の上限~下限から最終決定するブックビルディング方式が採られます。

次のページ>>公開初日の株価にも注目

12
page 1 of 2
『元祖女性株式評論家』木村佳子が解説する「日本郵政3社上場」のポイント(1)
ZUU online の最新記事を
毎日お届けします

元祖女性株式評論家が贈る賢い投資術

PREV よくわかる「仕組み債」 富裕層に人気のワケと隠れたリスク
NEXT 不透明感を残す東京株式に「買い安心感」を期待するのは早計か?