保険
(写真=PIXTA)

先日体調を崩し病院に行ったところ、高血圧との診断を受けました。現在62歳、幸運なことにこれまで病気らしい病気にかかったことがなかったため、保険にもそこまで興味がありませんでした。しかし高血圧ということは、心筋梗塞や脳梗塞にかかる可能性があるということです。実際に病気になったときの医療費や家族の負担を考えると怖くなってしまい、この年齡になっていまさらなのですが、保険に入ることを検討しだしました。

しかしこの年齢で保険に入れるのか、そもそも高血圧の診断を受けているのに保険に加入できるのか。がんや心筋梗塞などの有名な病気は専用の保険があるけど、マイナーな病気では保険に入れないのか?保険会社が嫌がる病気があるのか?など考えるほどわからなくなってきました。何もわからないので、教えていただけると幸いです。


一人暮らしなら生命保険に入る必要はない

保険には大きく分けて2種類あります。医療保険と生命保険です。簡単にいえば医療保険は、病気や怪我で入院した時の入院費や、手術にかかった費用に対して給付金が受け取れる保険です。

それに対して生命保険は一般的に「死亡」した時に支払われる保険金のことで、一家の大黒柱がなくなった時に、妻や子供のために資金を残すためです。

一人暮らしであれば生命保険に入る必要はありませんが、ご家族がおられるとのことなので生命保険も念頭に置いておきましょう。


保険に入りにくい持病

そもそも保険は基本的に健康な人が入るものです。持病がある人が保険に入れるかどうかは、保険会社が判断するものなので、基準は保険会社によってさまざまです。ただし、中には入院する確率が高く、審査が通りにくい病気というものがあります。

主に糖尿病、不整脈、うつ病、高血圧、高脂血、貧血などの持病がある人は、審査がNGになる可能性が高いです。

しかし、相談者さんのように過去に入院歴がなく、保険会社が高血圧でも入れる可能性のある保険として売り出している商品であれば、保険に入る可能性が出てきます。ただ、加入するために条件がついたり、通常の保険料より高く設定されていたりします。


満80~90歳でも加入できるが…

種類や会社ごとに加入年齡の限度は異なりますが、現在医療保険は満85歳まで、生命保険(死亡保険)は満80~満90歳まで可能です。

しかし、高齢になってからの保険加入は、毎月の保険料が高く設定されているので保障内容と保険料をよく考えて、慎重に検討しましょう。

保険はどんなものでも、みんなで支えあい、お互いの保険料で成立しているものです。自分が大変なときに頼るものがほしいなら、健康なうちに保険に入っておいて、もしものときに備えたいものです。(提供: ライブリー 退職金と未来のお金 )

【関連記事】
生保文化センターが「遺族保障ガイド」を改訂
外貨預金に預け入れでご当地ギフトをプレゼント
大家さん向けに「秋の賃貸経営+相続対策フェスタ」開催
35年ローンが支払えないーー 「期間延長は可能でしょうか?」
退職一時金を返還し、年金を受け取るってどういうこと?