ドル,海外投資

(写真=Thinkstock/Getty Images)

今年前半は投資信託のパフォーマンス・ランキング上位を中国株関連が独占。証券各社が中国株の営業を強める中で6月前半まで中国株は急上昇した。しかし、中国経済の減速を示す統計の発表が続き、なりふり構わぬ人民元の切り下げで中国政府の苦境が伝わり中国株は急落を余儀なくされた。

また、中国の需要減速観測から資源価格が下がり、新興国株価も大きなダメージを受けたほか、一時は世界的な同時株安を強いられたのも記憶に新しいところだ。一方、欧州では独フォルクスワーゲンの不正な排ガス規制逃れの問題で、同社株は今年の高値からは6割安に見舞われた。この一連の下げで外国株投資で大きな損失を被った投資家も少なくないのではないだろうか。そこで改めて外国株投資のポイントを整理してみたい。

グローバルな巨大企業に投資できる

外国株には、日本企業と同業態であるものの、格段にスケールの大きい銘柄がお多い。つまり、グローバルな巨大企業に投資できるのが外国株投資のメリットの一つといえる。

ちなみに、「Think 180 around」というサイトに世界時価総額ランキングが掲載されているが、50位までに入っている日本企業はトヨタ自動車 <7203> だけだ。顔ぶれを見てみると、総合家電のサムスン電子や、産業機器のジェネラル・エレクトリック。一般消費財メーカーのP&G。医薬品関連ではジョンソン&ジョンソン、ノバルティス、ロシュ・ホールディング、ファイザー、メルクなどがある。

通信サービスではチャイナ・モバイル、AT&T、ベライゾン・コミュニケーションズ。飲料・食品関連ではネスレ、コカコーラ、ペプシコ、アンハイザー・ブッシュ・インベブ。店舗小売ではウォルマート・ストアーズ、ホーム・デポ。ネット小売ではアマゾン・ドット・コム、アリババ・グループ・ホールディングなどがランキングされている。

銀行も数多くあって、日本のトップの三菱UFJが銀行カテゴリーの中でやっと10位近辺に位置する。外国株のスケールの大きさが分かるだろう。

日本にはない業界の企業にも投資できる

また、投資持ち株会社のバークシャー・ハサウェイ。石油・ガスではエクソン・モービル、ロイヤル・ダッチ・シェル、シェブロン、ペトロチャイナ。クレジットカードサービスのビザなど、日本には存在しない業界の株式に投資できるのもおおきな魅力だ。

IT関連ではナスダックに上場されているものが多いがアップル、グーグル、マイクロソフト、フェイスブック、オラクル、インテルなどが時価総額の上位に挙げられる。