ニヤサランド保護領——国土の大半をマラウイ湖が占め、「湖」の名を持つ

1907年から64年までアフリカ大陸南東部に存在していたイギリスの保護領(外交など条約で定められた範囲のみ保護国イギリスに干渉される国)である。1953年には南ローデシア(現ジンバブエ)と連邦を組みローデシア・ニアサランド連邦となったものの、64年に分離独立しマラウイとなった。「ニヤサ」とは「湖」の意味で、国土の大半をマラウイ湖が占めている。

ダホメ王国/フランス領ダホメ/ダホメ共和国——奴隷貿易とパーム油で栄えた

1600年から1900年まで存在したダホメ王国は、1904年から58年まではフランス領ダホメとされた。その後、58年から75年までダホメ共和国として西アフリカに存在していた。現在はベナン共和国だ。

ダホメ王国は、奴隷貿易とパーム油で栄えた王国だが、1900年にフランスに征服され1904年に同国はフランスの植民地となる。1958年にダホメ自治共和国と改称後、1960年にダホメ共和国としてフランスから独立した。

このダホメ王国の国旗には、王冠を被った象が大きく描かれているが、一部の間で「ゆるキャラっぽい」と人気のようだ。また、駐日ベナン国大使は、いわゆる外国人タレントとして有名なゾマホン・ルフィン氏だ。

ペルシア——猫やじゅうたんが有名

イラン国内では古くから「イラン」という呼び名が使われていたものの、国外からはかつては「ペルシア」と呼ばれていた。1935年に同国が諸外国に「イラン」という呼び名を使うように要請し、その後国外でも徐々にイランという呼び名が定着した。

イランの主要民族は・主要言語は今でも、ペルシア人・ペルシア語と呼ばれている。ペルシアと言えばペルシア猫やペルシアじゅうたんが有名だが、いずれもこの地が発祥だ。