(写真=Thinkstock/Getty Images)

約10年ぶりとなる利上げが発表された米国だが、「穏やかな利上げ」という連邦準備理事会(FRB)のコメントを額面通りに受け取っているエコノミストは少数派のようだ。複数のメディアが実施した調査結果から明らかになっている。

英フィナンシャル・タイムズ紙のアンケートに回答した42人のトップエコノミストのうち、3分の2以上が今後3カ月以内にベンチマーク率がさらに25ベーシスポイント引き上げられると予想しており、半数以上が6カ月以内には0.75%から1%まで追加利上げされると見ている。

大半のエキスパートが次の利上げが3月と予想

また米CNBCが連邦公開市場委員会(FOMC)直前に、42人のエコノミストやマネーマネージャーを対象に行ったアンケートでも、6割が来年3月に2度目の利上げを予測。3度目の利上げを機に金利は0.9%まで上昇し、2017年には1.61%、2018年には2.6%に引き上げられるとの見方を示した。

しかし今回の利上げが米経済に利益をもたらすと見ているエキスパートは1割しかおらず、4割が利上げによるダメージを懸念している。

一方20日にノース・カロライナ州で行われたビジネス・パネル・ディスカッションに出席後、メディアの取材に応じたリッチモンド連邦中央銀行のラッカー総裁は、「4回までの利上げは、前回の引き締めサイクル時に比べると『穏やかなペース』といえる」とし、来年利上げが3回以上実施される可能性を示唆。原油価格とドル価を安定させることができれば、「インフレはFRBの目標である2%まで中期的に上昇するはずだ」と自信たっぷりの様子で語った。

さらに「国債保有の縮小をする時期ではない」というFRBの構えに反し、「すぐにでもバランスシートのスリム化に取り掛かかりたい」とコメント。

いずれにせよ2017年までは金利が1%以内にとどまることを期待しているトレーダーや投資家にとっては、一瞬たりとも目の離せない展開になりそうだ。 (ZUU online 編集部)

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