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SBI証券のつみたてNISAの手数料
つみたてNISAの投資信託の売買では、証券会社にかかわらず手数料が発生しません。これは金融庁が定めた決まりです。そのため、どの証券会社でも売買手数料無料でつみたてNISAの投資信託取引を行えます。
一方で、つみたてNISAでは投資信託だけでなくETFの購入も制度上可能です。ETFでは、約定代金の1.25%以下であれば売買手数料を定めてもいいものとされています。ただし、つみたてNISAでETFを購入できる主要ネット証券会社は2022/12/13現在は存在しません。
つみたてNISAの手数料は信託報酬に注意!
つみたてNISAの投資信託取引では売買手数料は発生しませんが、投資信託の保有中に信託報酬が発生します。
信託報酬とは、投資信託を運用・管理してもらうために、投資家が投資信託保有中に継続して支払い続ける費用です。
信託報酬が1.0%の投資信託を100万円で購入した場合、年間1万円の信託報酬を支払います。同じ投資信託であれば、どの証券会社でも信託報酬は同額です。
金融庁はつみたてNISAで取引可能な投資信託の信託報酬を以下のように設定しています。
つみたてNISAの投資信託における信託報酬 | ||
---|---|---|
投資信託種類 | 投資対象資産 | 信託報酬(税抜) |
買付手数料 | 国内資産 | 0.5%以下 |
海外資産 | 0.75%以下 | |
アクティブファンド等 | 国内資産 | 1.0%以下 | 海外資産 | 1.5%以下 |
- 信託報酬0.2%の投資信託を100万円で購入した場合、信託報酬は年間2,000円
- 信託報酬1.5%の投資信託を100万円で購入した場合、信託報酬は年間1万5000円
- 年間1万3000円もの差が生じます。
また、投資信託売却時などに信託財産留保額が発生する投資信託もありますが、こちらも同じ投資信託であれば証券会社による差はありません。投資信託購入前に、信託財産留保額がかかる投資信託かどうか確認してみてください。
- 投資信託を保有することで発生する費用。投資信託保有中は信託報酬が発生し続ける。同じ投資信託であれば、証券会社による信託報酬の差はない。一般的に、インデックスファンドは信託報酬が低く、アクティブファンドは信託報酬が高く設定されている。
SBI証券のつみたてNISAの取扱商品
SBI証券のつみたてNISAで運用可能な投資信託は185本となっており、主要ネット証券の中で最多水準です。
また、つみたてNISAで人気の投資信託もSBI証券で購入できます。そのため、多くの投資信託から投資先を選びたい方や人気の投資信託を購入したい方は、SBI証券を検討してみてください。
一方で、人気の投資信託は マネックス証券やauカブコム証券、松井証券などでも購入できるため、人気の投資信託を購入したい方はこれらの証券会社も検討してみてください。
また、楽天証券では一定の条件を満たすことで楽天市場で買い物時に付与される楽天ポイントがアップします。楽天ユーザーは、楽天証券も検討してみてもいいかもしれません。
つみたてNISA投資信託の銘柄数のうち、SBI証券の対応銘柄数 | |||
---|---|---|---|
指定インデックス投資信託 | アクティブ投資信託等 | 合計 | |
金融庁が定めた投資信託数 | 185種類 | 24種類 | 209種類 |
うちSBI証券の対応数 | 165種類 | 20種類 | 185種類 |
インデックスファンド | SBI証券の取扱数は主要ネット証券の中で最多水準
インデックスファンドとは、日経平均やS&P500などの特定の株価指数と値動きが連動するようにつくられた投資信託です。信託報酬が低いことが多く、低コストで分散投資ができます。
SBI証券のインデックスファンドの取扱数は主要ネット証券の中で最多水準です。つみたてNISAで取扱可能な金融庁の指定インデックスファンド185本のうち、2022/12/13現在、SBI証券では165本を取り扱っています。
証券会社別 金融庁指定インデックスファンド取扱数 | |
---|---|
証券会社 | 指定インデックスファンド取扱数(本) |
SBI証券 | 165 |
楽天証券 | 161 |
auカブコム証券 | 162 |
松井証券 | 160 |
マネックス証券 | 140 |
SBIネオトレード証券 | 0 |
また、つみたてNISAのインデックスファンドとして人気の高い、以下の投資信託もSBI証券では全て購入可能です。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
そのため、人気のインデックスファンドを購入したい方や多くのファンドから購入するファンドを探したい方はSBI証券を検討してみてください。
他にも、上記4つの投資信託はマネックス証券、auカブコム証券、松井証券でも全て取り扱っています。人気インデックスファンドを購入したい方はマネックス証券や松井証券も検討してみてもいいかもしれません。
アクティブファンド | SBI証券は楽天に次ぐ2番目に多い水準
アクティブファンドとは、インデックスファンドと異なり、各種指数を上回る運用を目指す投資信託です。運用会社が調査・分析を行い、ファンドを構成する株式などの銘柄を入れ替えながら運用を行います。インデックスファンドと比較し、信託報酬が高いことが一般的です。
SBI証券のアクティブファンド取扱数は、主要ネット証券会社で楽天証券に次ぎ2番目に多い水準です。つみたてNISAで取扱可能な金融庁が定めるアクティブファンド等24本のうち、2022/12/13現在、SBI証券では20本を取り扱っています。楽天証券の取扱アクティブファンドは22本で、SBI証券と大差はありません。
そのため、多くのアクティブファンドから投資先を選びたい場合は、SBI証券か楽天証券を検討してみてください。
証券会社別 金融庁が定めたアクティブファンド等の取扱数 | |
---|---|
証券会社 | 指定アクティブファンド取扱数(本) |
SBI証券 | 20 |
楽天証券 | 22 |
松井証券 | 18 |
auカブコム証券 | 18 |
マネックス証券 | 17 |
SBIネオトレード証券 | 1 |
また、つみたてNISAのアクティブファンドとして人気の高い、「ひふみプラス」もSBI証券で購入可能です。
他にも、楽天証券や松井証券、auカブコム証券、マネックス証券、SBIネオトレード証券でも購入できるので、「ひふみプラス」の購入を検討している方はこれらの証券会社も検討してみてもいいかもしれません。
SBI証券ではつみたてNISA対象のETF銘柄を取り扱っていない
ETFは上場した投資信託のことです。投資信託では価格が決まるタイミングが1日に1回ですが、ETFでは株式同様、市場でリアルに価格が動きます。
SBI証券は、つみたてNISAでのETFの取り扱いをしていません。また、2022/12/3現在、主要ネット証券業界でつみたてNISAでのETF購入が可能な証券会社はありません。
SBI証券のつみたてNISAの積立頻度
つみたてNISAは年間40万円を上限に、一定間隔で同額を積み立てて、投資信託を購入します。毎月1日に投資信託を購入するのであれば、1回の積立金額の上限は3万3333円(40万円÷12ヵ月)です。
一度積立頻度と積立金額を設定すれば、原則、自動で積立が行われます。
設定できる積立頻度は、証券会社により異なります。SBI証券のつみたてNISAの積立頻度は、主要ネット証券会社で最も選択肢が多いです。以下の3つから選択できます。
- 毎日コース:土日祝日を除く毎営業日に自動で投資信託の購入を行う。
- 毎週コース:毎週投資信託を購入するコース。月曜日〜金曜日のいずれかからつみたて日を設定。
- 毎月コース:毎月投資信託を購入するコース。1日〜30日、もしくは月末からつみたて日を設定。
また、ボーナス月などに積立金額を増やすこともできます。上記3つのうち、毎週コースは主要ネット証券業界でSBI証券のみ設定が可能です。毎週コースで積立を行いたい方はSBI証券を検討してみてください。
毎月コースはつみたてNISAの取り扱いがある主要ネット証券会社は全て対応しているため、1か月毎の積立を行いたい方は、積立頻度で証券会社にこだわる必要はないでしょう。
証券会社別 積立頻度 | ||||
---|---|---|---|---|
証券会社 | 毎月積立 | ボーナス月等増額 | 毎日積立 | 毎週積立 |
SBI証券 | ○ | ○ | ○ | ○ |
楽天証券 | ○ | ○ | ○ | × |
松井証券 | ○ | ○ | ○ | × |
マネックス証券 | ○ | ○ | ○ | × |
auカブコム証券 | ○ | ○ | × | × |
SBIネオトレード証券 | ○ | ○ | × | × |
SBI証券のつみたてNISAの積立金額
つみたてNISAの年間積立上限額は40万円です。1回の積立金額×年間積立回数が40万円を超えないように積立金額を設定します。この決まりは他の証券会社も同じで、証券会社ごとの差はありません。
そのため、40万円÷1年間の積立回数が1回の積立上限額です。証券会社ごとに独自の積立上限額があるわけでなく、あくまでも積立頻度により上限額が決まることに注意してください。
SBI証券の積立頻度ごとの1回の積立上限金額は以下の通りです。
- 毎日コース:1619円(40万円÷247日)
*毎日コースは、土日祝日を除く毎営業日に積立をするため247日で40万円を除します。 - 毎週コース:7692円(40万円÷52週)
- 毎月コース:3万3333円(40万円÷12ヵ月)
注意点として、年の途中でつみたてNISAを始める場合も、1回毎の積立上限額は変わりません。
3月から毎月積立でつみたてNISAを始めた場合も1回の積立上限額は3万3,333円となり、12月までに10回しか積立ができず合計で33万3,333円の積立となってしまいます。
このような場合は、ボーナス月コースの追加設定を行うことで特定の月の積立金額を増やすことができ、合計40万円まで積立可能です。
年の途中でつみたてNISAを始める方は、ボーナス月コースの設定も検討してみてください。ボーナス月コースと同様の仕組みは他の各証券会社でも用意されているため、証券会社ごとの違いはありません。
SBI証券のつみたてNISAのポイント
SBI証券のつみたてNISAにおけるクレカ積立のポイント還元率は、クレジットカードにより異なります。プラチナカードなど年会費が高いカードを利用すればポイント還元率は高くなりますが、年会費が原則無料のクレジットカードでのクレカ積立で最もポイント還元率が高いのはマネックス証券です。
年会費無料でつみたてNISAのクレカ積立をお得に行いたい方は、マネックス証券を検討しましょう。
また、SBI証券ではつみたてNISAでのポイント投資は行えません。ポイント投資を行いたい方は、楽天証券を検討してみてください。
クレカ積立 | SBI証券は三井住友カードでの積み立てがおすすめ
クレカ積立は、つみたてNISAでの投資信託購入の決済をクレジットカードで行う取引です。決済時にクレジットカードのポイントが貯まることがメリットといえます。
SBI証券のクレカ積立ポイント還元率は、ネット証券業界で標準的な水準です。
主要ネット証券会社で、原則年会費無料のクレカ積立におけるポイント還元率が最も高いのはマネックス証券となっています。マネックス証券のポイント還元率は、積立金額の1.1%です。
主要ネット証券会社のつみたてNISAクレカ積立ポイント還元率 | ||
---|---|---|
証券会社 | 提携カード | ポイント還元率 |
楽天証券 | 楽天カード | 0.2%~1.0% |
SBI証券 | 三井住友カード | 0.5%~2.0% |
マネックス証券 | マネックスカード | 1.1% |
auカブコム証券 | auPAYカード | 1.0% |
SBI証券のクレカ積立対象クレジットカードは三井住友カードで、クレジットカードの支払いに充当できるVポイントが貯まります。還元率はカードの種類により異なり、0.5%~2%の設定です。
ポイント還元率が2.0%のカードは以下の4つとなっています。
- 三井住友カード プラチナ VISA/ Mastercard(年会費5万5000円)
- 三井住友カード プラチナ PA-TYPE VISA/ Mastercard(年会費5万5000円)
- 三井住友ビジネスプラチナカード for Owners(VISA/ Mastercard)(代表会員年会費5万5000円)
- 三井住友カード プラチナプリファード(年会費3万3000円)
上記4つのカードを既に保有している方は、SBI証券でのクレカ積立を検討してみてください。一方で、いずれも年会費は高額のため、つみたてNISAのためにこれらのクレジットカード会員になるメリットは薄いでしょう。
ポイント還元率が1.0%のカードは以下の通りです。
- 三井住友カード ゴールド(NL)(年会費5500円)
- 三井住友カード ゴールド VISA/ Mastercard(年会費1万1000円)
- 三井住友カード ゴールド PA-TYPE VISA/ Mastercard(年会費1万1000円)
- 三井住友カード プライムゴールドVISA/ Mastercard(年会費5500円)
- 三井住友カードゴールドVISA(SMBC)(年会費1万1000円)
- 三井住友カードプライムゴールドVISA(SMBC)(年会費5500円)
- 三井住友カードビジネスオーナーズゴールドVISA/ Mastercard(年会費5500円)
- 三井住友ビジネスゴールドカード for Owners(VISA/ Mastercard)(年会費1万1000円)
- 三井住友銀行キャッシュカード一体型カード (ゴールド/プライムゴールド)(年会費5500円)
三井住友カードゴールド(NL)と三井住友カードビジネスオーナーズゴールドは、年間100万円以上の利用で翌年以降の年会費が永年無料になります。
すでに上記のカードを利用している方や三井住友カードゴールド(NL)、三井住友カードビジネスオーナーズゴールドを年間100万円以上利用し、年会費を無料にできる方はSBI証券のクレカ積立を検討してみてもいいかもしれません。
また、年会費無料の三井住友カード(NL)や上記以外のVポイントが貯まるカードのポイント還元率は0.5%です。
ただし、原則年会費無料のクレカ積立であれば、マネックス証券のマネックスカードが1.1%のポイント還元を受けられます。ポイント還元率の高さを重視する方はマネックス証券を検討してみてください。
注意点として、SBI証券のクレカ積立は毎日コースや毎週コースは選択できず、毎月コース(ボーナス設定は不可)のみ対応しています。
毎日コースや毎週コース、ボーナス設定を利用したい方はクレカ積立ではなく、通常の口座からの積立を検討しましょう。
SBI証券はつみたてNISAのポイント投資ができない
ポイント投資とは、クレジットカードなどでの買い物時に貯まったポイントを使って投資信託を購入するサービスです。
SBI証券は、つみたてNISAのポイント投資ができません。つみたてNISAのポイント投資が可能な主要ネット証券会社は楽天証券のみとなっています。
楽天証券は、楽天ポイント・楽天証券ポイントを利用したつみたてNISAでの投資信託の購入が可能です。さらに、楽天銀行と楽天証券を連携させたうえで、楽天ポイント投資を含めた月の積立額が3万円を超えた場合、その月の楽天市場での買い物時に付与される楽天ポイントが0.5倍になります。
つみたてNISAは毎月3万3333円を上限に積立額が設定できるため、常に楽天市場での買い物時に付与される楽天ポイントを+0.5倍にできます。積立額全額をポイントで払う必要はなく、1ポイントのみの設定でも本制度は利用可能です。
よって、楽天ポイントを保有している方や楽天市場での買い物をよく行う方は、楽天証券のポイント投資を検討してみてもいいかもしれません。