サボり,スマホ,職場,ビジネス
(写真=PIXTA)

ポケモンGOが配信開始されてから2週間が経った。爆発的人気となっている中で、仕事中にやっている人も続出しているようだ。

この他にも、仕事をせずにおしゃべりばかりの人や、ミスを繰り返しても反省しない、気分次第で周りを振り回すといった問題社員がこのところ増えている。このタイプは問題の自覚がなく、また何度注意しても変わらないので、一緒にいると大きなストレス要因になる。今回は、彼らに自身の問題を自覚させ変化を促すための方法を6つ紹介する。

相手の味方になる

まっとうに働いている人にとって、問題社員は腹立たしい存在だろう。だが、敵視してはいけない。すれば相手にも伝わり、こちらの言葉に耳を傾けてくれなくなる。実は、カウンセリングに来る相談者でさえ、信頼関係がなければこちらのアドバイスを聞いてくれないもの。

まずは、問題社員から「信頼出来る味方」と認められることに注力してほしい。結局は「何を言うかより、誰が言うか」。腹立たしさはグッとこらえて、些細なことでもいいので相手の長所を見つけ、好意的に接するべきだ。

相手の話を聴く

人は、誰しも自分が正しいと思っている。それは、社会人の常識から逸脱した問題社員も例外ではない。就業中のポケモンGOなど、普通に考えれば駄目だろうが、やっている人間にとってはOKな行為なのだ。もしくは、悪いと分かっていてもやってしまう、本人なりの理由が必ずある。

まずは、常識や自分の考えは脇に置き、問題社員に目を向けて欲しい。何をどう考え、どんな事情を抱えて、仕事をしているのか。相手が心ゆくまでじっくりと話を聴くことが重要だ。この時、真剣かつ温かい表情を心がけるのも忘れずに。

否定しない、責めもしない

人には承認欲求がある。だから他者から認められれば嬉しいし、安心もする。反対に否定されれば不安になり、自己弁護に走ってしまう。「そんな考えは甘い」などと言われたら、問題社員は意固地になって反発するはずだ。たとえ相手のためを思っての言葉でも、理解はされない。否定は心の中に留めて、相手の意見をまずは受け入れるべきだ。

また「みんな迷惑している」と言って相手を責めるのも非効果的。敵ばかりだと警戒し、心を閉ざされてしまう。その場で謝罪を聞けるケースもあるだろうが、上辺だけだ。内心は不服で、反省などしない。目先の謝罪を受けることが目的ではない。問題社員の変化を促すことこそ真の目的だと自分に言い聞かせ、責める気持ちを抑えよう。