長時間労働,生産性
(写真=Thinkstock/Getty Images)

あなたはいま週何十時間働いているだろうか。筆者は新卒で外資系金融機関に入社したが、平均すると週70-80時間くらいの勤務であり、外資系金融機関の中ではこれが標準的な労働時間のようであった。 中には週100時間近く働く人間もいた。

成功するためにはハードワークは必要だ。そして、日本では長時間働くことが美徳と考える人間もまだまだ多い。しかし、ハードワークが本当に幸せにつながるのかは別問題だ。長時間働いているからといって良質な仕事ができるとは限らない。短時間でも一流の仕事をこなすプロフェッショナルはたくさんいる。ここでは脱長時間労働をすすめ、生産性を上げるヒントを解説しよう。

一流人材の宝庫ウォール街も脱長時間労働に動く

ウォール街も若手バンカーの労働時間の改革に着手した。勤務時間の削減や、全休暇の消化を義務づけるなど若手バンカーのワークライフバランスの向上に向けてウォール街も動き始めた。

この改革の背景には人材の確保が難しくなってきたという事情もある。ウォール街は高給だが、その労働環境は過酷を極める。そのため、若手バンカーの離職率が高く、人材が定着しにくい。一流の人材が集まるウォール街も、脱長時間労働に向けて動き始めているのだ。

この症状に当てはまったら危険? 4つのチェックポイント

個人的には、労働時間と仕事の質、量は比例しないと考える。もちろん、単純作業ともなれば話は別だが、知的労働において労働時間は必ずしも仕事の成果に直結しない。 これは筆者が経験からも自信をもって言える。

実際に筆者が 週80時間以上労働を半年以上続けてどのようになったのかを簡単にご紹介しよう。以下で紹介する症状を感じた場合は、今すぐにでも労働スタイルを変更する必要がある。

(1)身だしなみの乱れ
まずは身だしなみが徐々に乱れてくる。今までは髪も整えてヒゲもしっかり剃っていたのに、寝ぐせをつけてヒゲも2、3日剃らないのが当たり前のようになってくる。

(2)週末にやる気が起きなくなる
週末はとにかく何もする気が起きず、1日中ボーっとしてしまい気力が全くわかなくなる。部屋の掃除もしないため、ごみ屋敷状態になってくる。

(3)モチベーションの低下
仕事に対して意欲が著しく低下し、スキルアップのための勉強や自己投資などを全くしなくなる。

(4) 常に疲労感があり、憂鬱になる
仕事中はもちろん、帰宅後も常に疲労感に悩まされ、また朝が来ることを考えると憂鬱になってしまう。特に日曜日は本当に憂鬱で、休日を楽しめなくなる。

このように悪循環に入ると仕事の質も幸福度も著しく低下してしまうため、早めに悪循環を断ち切る必要がある。