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債券投資とは

そもそも『債券』とは、国や会社が一般の人からお金を借りた際に作られる発行物です。なかでも、国が発行する債券を『国債』、会社や企業が発行する債券を『社債』と言います。債券を発行する際にはあらかじめ返済期限が設定され、その期限が満期になると発行元は全額返済をしなくてはいけません。よって、一番最初に支払ったお金は、いずれ全額戻ってくるのです。

また、借金をしている間は債券保持者に対して毎年利息を支払わなければいけないという規則があります。つまり債券投資とは、債券を購入することで利息を得ることが目的ですね。このように、債券投資は他の投資対象と比べ、リスクの少ない方法だということがわかると思います。

日本は長らく不況に見舞われており、この国債は毎年発行され続けています。現在ではその国債発行総額は180兆円を突破したとも言われており、果たして元本を返済できるのかという点が国債の大きな不安要素となっているようです。


外国債券投資の基礎知識

債券投資の中でも、近年もっとも注目が集まっているのは外国債でしょう。長く低金利が続いている国内債券とは裏腹に、外国債の魅力はとにかく金利がいいこと。特に新興国の金利は、日本国内のそれとは比べ物になりません。急成長する新興国の国々は、高い金利で国債を発行し続けているのです。

現に、投資家の多くが新興国の発行する債券を購入しています。資産を増やすことが目的である以上、戻りの少ない国債よりも金利の高い外国債を購入したいと考える人が多いのは、当然の流れと言えるのではないでしょうか。ただし、金利が高いということはそれだけ信用リスクが高いことも意味します。


外国債の種類

外国債とは、外国政府や国際機関などから発行される債券のことを指します。仕組み自体は国内債券と同じものの、外国債は発行元の信用度などに影響を受けやすい性質があると言えます。

外国債にはいくつか種類があるので、ここでざっとご紹介しましょう。外貨建て外国債券…国際機関や外国政府が国内外で発行し、取引の全てが外貨建てで行われる債券のこと。米ドル建て債券、ユーロ建て債券などと言われるものがある。円貨建て債券…外国建て債券と大きく違うポイントは、払込・利払・償還が円貨建てで行われること。そのため、外貨建て債券と比べ、為替のリスクがない。二重通貨建て外国債券…が異片手と円貨建てそれぞれの性質を持つ外国債券のことを指す。利払・償還のどちらかを、外貨建て・円貨建てのいずれかで行う。


外国債券のリスクについて

外国債の場合、価格変動のリスクが高いことが一番に上げられます。ここでは、外国債の持つリスクについて見てみましょう。

①価格変動リスク

債券の価格は金利によって変動するため、金利が上がれば金利の低い時期に発行した債券の価格は下がってしまいます。よって、同じ国が発行した債券であっても、世界情勢次第で価格が変動してしまうパターンがあるのです。

②為替変動リスク

債券の売却や償還日の換金の際などに、日本円で利益を受け取る際に外国債は大きく影響を受けてしまいます。例えば、円高になっている時期の場合、投資元本を割り込んでしまうというケースなどですね。この対策としては、とりあえずドルで受け取っておき、後日あらためて円安の時期に換金するようにします。

③信用リスク/カントリーリスク

債券発行元である発行体の経営・財政状況が抱えるリスクのことを指します。発行体の経営自体が悪くなってしまうと、債務不履行になり額面通りの金額を受け取れないことがあります。

特に海外債券の場合、新興国の債券を購入した後、内戦・紛争などで国内情勢が悪化すると、これらが為替や金利に影響を与えてしまうのです。これらのリスクは国内債券の場合はあまり考えられませんが、新興国の場合はよくあるパターンだと言えるでしょう。

信用リスクやカントリーリスクは、個人的に投資家が対策できる方法は限られてしまいます。あらかじめ投資する対象の状況を、しっかりと見極める以外の方法が考えられないのが現状です。


債券投資のこれから

今後も、外国債券に対する投資は増えていくことでしょう。なぜなら、多少リスクがあろうとも、日本国内の債券を購入するよりも確実にリターンが大きいから。日本国内の債券であっても、資産をかける以上多少のリスクは出てしまうもの。それだったら「より金利が高い方を」と選ぶ投資家の心情は理に適っていると言えるでしょう。

ただし、外国債券は日本人だけでなく、世界中の投資家が注目をしています。それだけニーズの大きな市場のため、新規の投資家が必ずしも参入できるわけではない日が来るかもしれません。その時には、上記で上げたようなリスク以外にも、弊害が出てくる可能性があります。いずれにせよ、リスクとハイリターンのどちらを優先させるかは投資家次第。しかし、今後もますます注目は集まっていくことは間違いないでしょう。

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