家を購入する際、多くの人が利用する住宅ローン。できるだけ金利の低い金融機関で住宅ローンの借り入れを検討しようとしても、低金利の今はどの金融機関を選んでも大差がない状態だ。では、何を基準に選ぶかだが、最近は所定の病気で働けなくなったときに住宅ローン残高をゼロにするなど、付加価値で差別化を図る金融機関が増えてきた。今回は、数ある住宅ローンの中から、付加価値のある住宅ローンを5つ紹介しよう。

買い物が5%割引に 「イオン銀行」の住宅ローン

住宅ローン
(写真=PIXTA)

イオン銀行では「住宅ローン」契約者限定特典として、イオングループでの買い物が毎日5%割引(借入金額により上限あり)で利用できる。
病気で住宅ローンが払えなくなる場合に備えて2つのプランが用意されている。初めてガンと診断されると以降の返済が免除される「ガン保障特約付住宅ローン」と、死亡・高度障害に加え3大疾病(ガン・急性心筋梗塞・脳卒中)や高血圧症など8つの疾病が対象となる「8疾病保障付住宅ローン」だ。保障を手厚くするため、「ガン保障特約付住宅ローン」では住宅ローン金利に0.1%が、「8疾病保障付住宅ローン」は0.3%上乗せする金銭的負担が必要となる。

筆者は乳がんに経験者だが「疾病保障付住宅ローン」に入っておらず、治療費と住宅ローンの支払いが重荷となった。万が一の家計を想像し、必要であれば検討されたい。

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