2017年9月14日11時過ぎに神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:
羊飼いのFXブログ
※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
米ドル/円が反発局面に入っている。先週までドルを押し下げていた要因として、北朝鮮問題、米債務上限問題、同じく米国のハリケーン懸念と利上げ先送り観測だ。
この4つのうち、利上げ先送り観測以外の3つにおいて、想定していた程の被害などがなかったことで米ドル/円が反発した。残る利上げ先送り観測に関しては、今後の動向が注目される。
現在の為替相場の戦略やスタンス
焦点は、今晩発表の米消費者物価指数と来週に控えるFOMC。米消費者物価指数に関しては1.8%増の見込みで、そうなると2カ月連続の上昇となる。またFOMCでは6月に示した金利見通しが12月に見送りのシグナルを示すと、マーケットではタカ派と受け取られ「金利とドルの上昇余地あり」となる。
よって、FOMC後は113円台も視野に入れている。ただ、北朝鮮リスクはまだ残っているため、ドル買いが基本スタンスでありつつも、警戒感は忘れずにいたい。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
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