こんにちは、現在海外に留学中のファイナンシャルコンサルタントのC.Oです。

新聞や雑誌の誌面を見ますと、引き続き現在の円安、株高、アベノミクスは注目を集めていますね。
今後も円安傾向が続きそうという判断や、一種のインフレ不安から外貨か海外投資への関心を高めている方もいらっしゃるようです。

今回は海外投資の一環として、日本人からすると珍しいのですが、だからこそ面白みのある英国の学生寮ファンドについて紹介したいと思います。


◉海外ファンドを取巻く日本の状況


日本の金融庁に認可されていない海外ファンドは、日本の金融機関は販売することはできません。
しかし、1998年に外為法が改正され、日本人の海外投資は自由化されました。そのため個人が自己責任において海外投資を行なうことは、合法的な行為です。

それにも関わらず、海外投資についての良質な情報は日本では圧倒的に少ないように感じます。
そしてその理由は、金融庁による規制と言葉の壁によるものが大きいように思えます。

日本の金融商品取引法では、日本国内で設定・登録されていない金融商品の宣伝・販売・勧誘を禁じています。従って、オフショア投資は、知る人ぞ知る特別な投資になっています。

一般の方がその存在をあまり詳しくは知らない一方で、日本の金融機関(銀行や証券会社、生命保険会社など)はオフショアへ投資し、その利益を享受してきました。

なお海外投資に関しては、以下の記事でも少し触れましたのでご覧ください。

参考: プライベートバンクへの期待〜その幻想と真実〜


◉バラエティーに富む海外ファンド


オフショア投資は魔法でも何でもないため、もちろん投資すれば必ず儲かるということはありません。
ただ国際標準の投資が行われることと、その投資商品の種類の多さが魅力です。日本の投資信託にはないバラエティーに富んだファンドがたくさんあり、純粋な面白さがあります。

例えば以下のようなワインファンドもその一つと言えますね。

参考: 欧州人の伝統的投資手法~ワイン投資~

ただ、日本で長年株式投資を自分で行っている方では、投資信託(ファンド)に対し、手数料をあげているようなものだと感じている方も多いと思います。
また、誤解がないように付け加えきますが、特定のファンドを推奨するつもりはありません。なぜなら、誰にとっても良いファンドは無いからです。個人のニーズ、ポートフォリオの内容、投資目的、リスク許容度によって良いファンドは異なります。

参考: パフォーマンスという名の空想?〜投資信託はどこを見るべきか〜

しかし、そのバリエーションの多さから、面白いファンドがたくさんあるのも事実なので、特徴的なファンドを紹介していきたいと思います。