明後日、11月15日(木)はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日ですね。
イベントとしても盛り上がっていますので、お祭り好きの日本人としては、普段そんなにワインを飲まない人も、ついつい飲んでしまう季節です。
ところでワインはその本場のヨーロッパでは、アルコールとしてだけではなく、”投資対象”としても馴染みの深いものだというのはご存じでしょうか。
2008年の金融危機以降、従来の株式や債券だけの運用だけでなく、コモディティー(現物商品)やヘッジファンド、またその他に不動産などに投資をするオルタナティブ投資(代替投資)を行うことが主流になってきました。そしてその中のコモディティー(現物商品)投資の一つとして、ワイン投資というものが存在します。
欧州の投資家の間では常識かもしれませんが、日本ではあまり知られていないようです。しかしユーロ安の今だからこそ、知っておいて損はありません。せっかくのボジョレーの時期でもありますし、以下簡単にワイン投資についてまとめてみます。
【ワイン投資とは】
日本ではあまり聞きなれないですが、金や商品ファンドと同様、オルタナティブ投資(代替投資)の一種で、名前の通り、ワインに投資します。生産量の多いボルドーやブルゴーニュ地方では、長年ワインが市場で取引されており、ワインの市場価格が日々上下しています。
(市場はロンドンとボルドーにあります。)
ワイン業者や大口の投資家などは通常、ワインをまとめて(樽単位で)買い付けますが、そこまでの資金力のない投資家や一般消費者にとっては、樽単位での購入・投資は難しくなります。
そこでそのような需要に応えてくれるのが、ワインファンドの存在です。