2017年10月23日11時過ぎに竹内典弘さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:
羊飼いのFXブログ※チャート付き
)
現在の為替相場の傾向や相場観
第48回衆院選は、自民党が過半数の議席を獲得し、無事通過した。
今週の注目通貨は、ユーロとNZドル。
まず、26日(木)にECB理事会を控えている。現行毎月600億ユーロの資産買入れを減額することが検討されているが、400億ユーロであればほぼ予想通りだ。これは、先に減額したスウェーデンの中央銀行リクスバンクの比率と同水準である。可能性は低いが、仮にそれ以上の減額となれば、マーケットへのインパクトは大きく、発表直後はユーロ買いで反応するだろう。いずれにしても、買入れ期間の延長を示唆する文言は入ってくるだろう。
続いてNZドルだが、9年ぶりの政権交代により、NZドル/米ドルが下落している。連立の労働党・NZファーストは、政策の中に外国資本の国内不動産の取得制限を掲げており、新規の資本流入の減少どころか、資本流出超を招く可能性もある。また、政策金利変更の足かせとなる、雇用の最大化を使命に加える意向で、こちらもNZドルの売り要因となりそうだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
一週間のボラティリティから換算する今週のレンジは、米ドル/円で113.00~116.00円、ユーロ/米ドルで1.1600~1.1900ドル、NZドル/米ドルで0.6800~0.7000ドルを予想している。
竹内典弘
1990年、カナダ系の銀行へ入行し為替ディーラーとなる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、twitter(@yen20pl)や
西原宏一さんのメルマガ
を通じて情報配信を行なう。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「
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