2017年11月7日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供: 羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材,為替見通し
(写真=PIXTA)

米ドル/円は、2015年の高値から引いた下降トレンドラインのある、115円付近で上値を抑えられている。この水準をしっかり上抜けることができれば、上昇トレンドに入ると予想しているが、なかなか抜けきれずにいる。米国のファンダメンタルズが好調にもかかわらず、長期金利が上昇してこないことが、米ドル/円の上昇を妨げている。債券プレイヤーの多くは、米長期金利の天井を2.4%と見ているようだ。

また、次期FRB議長がパウエル氏に決まったが、トランプ大統領の意向に沿った金融政策になることが予想され、目先の金利は上がっても、長期的な金利上昇は期待できない。FRB理事も3名が入れ替わることから、米国の金融政策は大きく変わる可能性が高い。

現在の為替相場の戦略やスタンス

昨日6日(月)は、トルコリラやブラジルレアルといった新興国通貨に対しても米ドルが下落し、米ドルの上昇は限定的。

米ドル/円は、節目の115円を抜けるまでは、111~115円のレンジ内で日々の材料に対して上下する展開が予想される。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。 志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ 」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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