2017年11月29日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

28日(火)のNY市場では、米国の銀行規制の緩和が進むとの思惑で銀行株が急騰し、NYダウは1週間ぶりに過去最高値を更新した。

また、米税制改革法案を巡っても、マーケットでは楽観的なムードとなっている。仮に法案が通らなかった場合、株価は下落するだろうが、実現した場合もセル・ザ・ファクトで反落する可能性が高い。

為替市場では、29日(水)の日本時間未明、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したとの報道を受け、一時円高となったが、反応は限定的だった。米ドル/円は、111円割れ手前で反発した。

現在の為替相場の戦略やスタンス

9月までのマーケットは、北朝鮮絡みの報道に対し悲観論が蔓延し、株安・円高で反応していた。

しかし、今朝のマーケットの反応を見ると、やや楽観的になりすぎているように感じる。

仮に事態が悪化した場合、ショートが積み上がっている米ドル/円は反落に警戒が必要だ。

現状、米ドル/円の111円近辺は、本邦機関投資家による買いの影響で底堅いが、上値余地もあまりない。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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