2017年11月30日11時過ぎに神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
約1週間ぶりに112円台を回復した。背景にはイエレンFRB議長の強気姿勢と、それを証明するかのような米第3四半期GDPの3年ぶりの高水準だ。
米第3四半期GDPは、昨日29日(水)発表された。また来年のFOMCで投票権を持つサンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁が昨日29日(水)に「現在から2018年末の間に4回の利上げが妥当」と発言したことや、ベージュブックでのインフレ圧力が高まっているという指摘や、現状ドルが過小評価されているとの指摘もドルの上昇を後押しした。
現在の為替相場の戦略やスタンス
本日30日(木)に予定されている米税制改革法案の本会議だが、こちらは可決されればドル買い要因、否決ならドル売り要因となる。
昨日29日(水)に上院は通過したものの、上院下院、両院でのすり合わせが必要なため上院だけでは不十分。仮にこのすり合わせに失敗した場合、最悪のケースとしては廃案となることも考えられる。マーケットでは、12月中旬までになんとか落着させたいと成立を待ちつつやきもきしているため、しばらくは神経質な展開となりそうだ。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。
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