「ZUU onlineプレゼンツ 笑って役だつマネークリニック」2017年1月14日の放送回をお届けします。
橋詰:ZUU onlineプレゼンツ 篠原:笑って役だつマネークリニック
橋詰:さて、今日のマネークリニックは、一応第二弾ということにしておきましょう。「どうなる2018年徹底討論スペシャル!!!」と題してお送りします。そしてスタジオには先週に引き続き、ゲストにお越しいただいています。株式会社ZUU代表取締役社長の冨田和成さんです。おはようございます。(前週の記事はこちら)
篠原:おはようございます。
冨田:おはようございます。よろしくお願いいたします。
橋詰:すいません、本当に、2週にわたって。ありがとうございます。お忙しいのに。もう一度プロフィールをご紹介させていただきます。
冨田和成さんは、株式会社ZUUの社長でいらっしゃいます。まだ35歳です。川崎市生まれ。そして一橋大学経済学部出身で、大学在学中に起業なんかもされているやり手です。2006年に野村證券に入社。支店営業で、同世代のトップセールスや、会社史上最年少記録を樹立したあと、国内外幅広く、超富裕層向けのプライベートバンク部門や、ビジネススクール留学、企業オーナーへのコンサルティングなどを経験されて、そして2013年に株式会社ZUUを創業されました。
今日は、先週お訊きできなかったこと、気になる点をいろいろと掘り下げて、おうかがいしたいと思っているんですけど、冨田さんは本もいろいろ出されていまして。
篠原:著書も出されていまして。
橋詰:ご著書に『大富豪が実践しているお金の哲学』。うわー、聞きたい。それから『鬼速PDCA』。なんですか?これは。
冨田:鬼速PDCAっていうのは、世のなかではPDCAって、生産性改善サイクルってあると思うんですけど、それを鬼速で回すっていう。
橋詰:鬼の速さで。
冨田:鬼の速さで。
篠原:いわゆるマッハの上ですか?
冨田:マッハの上。まあ、鬼が速いのかって議論は、よくいろんなところで。鬼は速いのか?ってよく訊かれるんですけど(笑)。
篠原:女子高生も言ってますよ。鬼ギレとかね(笑)。
橋詰:言いますよね(笑)。
篠原:鬼おことか言ってますけど。
冨田:出してみて思ったんですけど、いろんな方たちから、鬼ってほんとに速いんですか?って。
篠原:鬼、なんか遅そうですけどね。
冨田:そういう質問があるんですけど。
篠原:まあまあ、鬼ですから。「鬼速PDCA」。ちなみにPDCAだけ説明していただいていいでしょうか。
橋詰:なんですか?これは。
冨田:Plan、Do、Check。で世のなかではActionっていうんですけど、私の「鬼速PDCA」の場合、Adjustっていうふうに言ってます。このサイクルを回すことによって、どんどん改善をしていくってことですね。
橋詰:計画、実行、評価、そしてアジャストですか?はあ、私ドゥーしかできてないですね。
篠原:いや、だけど、すぐドゥーするじゃないですか。
橋詰:ドゥーは速いですよ。
篠原:ねえ、アクション。すぐに動く。
橋詰:ドゥーは鬼速ですよ。ドゥーだけ。
篠原:ドゥーは鬼速ですもんね。
冨田:鬼速使っていただいて、ありがとうございます。
篠原:で、評価、改善と。
冨田:これはお金も、当然プランがあって、実行して、そこからチェックをして、当然アジャスト、調整してって、このサイクルを回しているんですね、お金の管理についても。
篠原:ライフプランもそうですもんね。
橋詰:それから最新の著書としまして、『プライベートバンクは、富裕層に何を教えているのか?』。うわー、何を教えているんでしょうね。
冨田:ぎょうぎょうしいタイトルなんですけど、これ、文句があれば出版社さんに言っていただけたらと。
篠原:これは冨田社長の経験から出た内容の本であったりとか。僕もこれを、もちろん、読ましていただきまして。
冨田:ありがとうございます。
篠原:気になったのはですね、富裕層の考え方とかね、いろいろ経験された内容が書かれているんですけど。橋詰さんもいいんじゃないですかね。お子さんおられる方、コラムで書いておられるんですけど、「完全に投資発想で行われる子どもの教育」っていうのがあって。
「脳みそは非課税」 超富裕層の子どもの教育事情
橋詰:超富裕層の方がされている教育ですか?
篠原:そうなんですよ。富裕層の方が子どもの教育に対して、大きな投資は全然惜しまないと。ばんばんお金を使うと。これは冨田社長、どういうような。
冨田:そうですね。ひと言で言うと、脳みそに税金はかけられない。
橋詰:あ、非課税。
冨田:脳みそは非課税って(笑)。
橋詰:脳みそは非課税って、名言生まれましたね(笑)。
冨田:こんなに反応してもらえると思ってなかったです。
橋詰:そして気になります。
篠原:失笑してるじゃないですか(笑)。脳みそは非課税。
冨田:変なとらえ方はしないでいただきたいんですけど(笑)。なぜ超富裕層の方ほど、お子さんの教育にお金をかけるかというので、昔からよく言われていることです。富裕層は子女教育、お子さんの教育を惜しまないって、比較的言われているんですが、これを論理的に説明するとこういうことなんです。
富裕層の方たちは、お金を貯めていくと、当然最後相続税に取られてしまいますし、もしくはお金を貯めたものをお子さんに移転したときに、お子さんがそれをマネジメントできる、ちゃんと管理できるだけの能力が備わってなかったら、当然次の世代では破綻してしまったりとか、資産が受け継がれていかないってことなので、そういった後者の意味でも、ちゃんと教育をしていかなければいけない。
前者の、結局最後は相続税を取られてしまうっていうことがあるのであれば、お子さんが小さいときに教育費を払ったりとかって、最高の資産移転なんですよね。お子さんに小さいときから、スイスのボーディング・スクールに送ったりするんですけど、超富裕層とか成功者のネットワークに入ってもらったりとか、グローバルな教育をさせたりすることによって、将来そのお子さんたちが稼げるようになったとしたら、でもお子さんが稼ぐのに対しては、相続税はかからないわけです。
小さいときから思いっきり、親御さん世代から資産移転が行われているわけですね。お子さんたちはそれに基づいて稼ぎ力というのを身につけていくわけです。それはほかにも人脈だったりとか、海外とかの教育を受けるわけだから、広い価値観だったりとか、そういうものを小さいときから身につけていれば、最悪1円も資産移転しなくても、もしかしたら本人は稼いでいく力を身につけるのかもしれない。
橋詰:そんなふうに考えたことなかったです、教育について。
篠原:ピアノもやっておられるし、空手も。
橋詰:ピアノも空手も、いろいろやらせますけど、でも、ああ、これちょっとすごいさぼってるから、やめようかなとか何度も思うわけですよ。超富裕層の方は、どうされているんでしょうね。
冨田:そういったいろんな教育を、英才教育なんてって言われていますけど、モンテッソーリっていう教育が最近話題になりました。
橋詰:藤井聡太四段がやっていたというね。
冨田:藤井聡太四段ですね。あれはグーグルの創業者であるラリー・ペイジとかですね、あとアマゾンの創業者であるジェフ・ペゾスとか
橋詰:みんなやっているんですよ。
冨田:これもある意味英才教育だと思うんですよね。
篠原:将棋どうですか?将棋。
橋詰:うち実は、囲碁、去年やらせはじめて、私も一緒にデビューして。将棋にしようか囲碁にしようか悩んだんですけど、それこそ白黒しか出てこないもののほうが、私が覚えやすいかなと思いまして。それこそ中国とか韓国の富裕層の方は、囲碁をやらせるんですよ。それで賢くなるというふうに言われてまして、そこに乗っかってみたんですけど。