「人生を豊かにするために必要なものはなんですか?」

この問いに対しては人によって様々な回答が返ってくることだろう。お金、友人、趣味、家族、充実したプライベートなど人生を豊かにする要素は千差万別だ。ただ、本当に人生を充実させたいのであればやはり最も重要なものは「時間」である。

お金があっても何かをする時間がない、友人と会う時間がない、趣味をしている暇がない、など勤勉な人の口からはこぞってでてくる言葉である。しかし時間は工夫の仕方によって生み出すことのできるものであるし、言い方は悪いかもしれないがお金で買うことも可能である。また無駄な何かを捨てることによって充実した時間ができるという面もあるだろう。ここでは人生を充実させるために「時間資本」を活用するために役立つ書籍を紹介しよう。

時間資本
(画像=PIXTA)

(1)『学校では教えてくれない大切なこと 8時間の使い方
――人生において最も貴重な資産は時間であることを再認識させられる

出版社/編集:旺文社
発売日:2016年4月7日

難しい話や話しづらいことを子供でもわかるようにイラスト付きで解説する旺文社の人気シリーズ『学校では教えてくれない大切なこと』。他には人間関係やお金の話などがある。大人のみならず子供にも早い段階で読ませてあげたい本が多数。

何も考えずに生きていると「時間」について考えることはほとんどない。学校生活の中でも社会や算数、理科については教えてくれても、「時間」については教えてくれないだろう。しかし、いうまでもなく人生において最も貴重な資産は時間であり、その使い方を早い段階で身につけておく必要がある。時間に関する書籍で難しい本は読みたくないという人はまずは本書で時間について振り返ってみてはいかがだろうか。

(2)『仕事ができる人の最高の時間術
――結果を出すための時間の使い方が学べる

著者:田路カズヤ
出版社:アスカビジネス
発売日:2017年12月8日

株式会社プレゼンスの代表取締役社長。時間生産性向上コンサルタント。営業や目標達成のための公演など多数。仕事の出来る人が結果を出すためにしていることは時間を分散させず、集中的に投資することを行っていると解説している。「7つの習慣」など時間を有効活用する名著におけるメソッドをベースにしている点もポイントだ。

(3)『金持ち父さん貧乏父さん
――経済的自由と時間的自由を同時に獲得するには?

著者:ロバート・キヨサキ、シャロン・レクター(公認会計士)、白根 美保子(翻)
出版社:筑摩書房
発売日:2000年11月9日

お金の専門家として世界的に「お金の知識」を広めた投資家。主に不動産売買によって財をなし、ノウハウをセミナーを通して一般の人々に提供する。『金持ち父さん貧乏父さん』関連著書多数。

多くの人はお金のために働いている。しかし、本当の経済的自由を目指すのであればお金のために働くのではなく、お金を自分のために働かせるという視点を持たなくてはならない。貧乏だった自分の父と経済的自由と時間的自由を同時に獲得した金持ちの男性を比較することでその視点を上手に伝えている。死ぬ気で働いてもまったく資産が増えないと嘆いている全ての人必読の書である。

(4)『自分の時間 1日24時間でどう生きるか?
――「人生をよりよく過ごすために時間の使い方を見直そう」

著者:アーノルド・ベネット、渡部 昇一 (翻)
出版社:三笠書房
発売日:1994年12月

イギリス生まれの作家。小説家でもあり、評論家でもある。ノンフィクション作品として時間をどう使うかという書籍が幾つか存在している。

「人生をよりよく過ごすために時間の使い方を見直そう」という意図のもと具体的な方策を提示してくれるイギリス生まれの名著。今となっては方々で当然のように唱えらえれている時間に対する考え方もこの書籍がもとになっていることも多い。人生のバイブルとなるべき現代人の必携の書籍である。

(5)『7つの習慣 成功には原則があった!
―― 一見すると当たり前の「成功習慣」をベストセラーから学び直す

著者 スティーブン・R・コヴィー
発売日:1996年12月25日

言わずと知れた世界的なベストセラーだ。著者は米国フランクリン・コヴィー社の副会長で世界各国の政治・企業のリーダーにコンサルティングを行っていた。「主体的である」とか「最優先事項を優先していく」など一見すると当たり前のこのように思えることも、普通に生きていると忘れてしまうものである。本書は、成功のための座右の書として多くの経営者や個人から支持されている。今一度目を通して成功習慣を確認しておこう。

多様な視点から「時間」について考える

時間以外の部分に関心を払うと、それが結果的に良い効果を生み出して時間を作ることにもつながる場合がある。それが例えば人間関係の見直しだったり、自分のためにお金に働いてもらったり、常識を打破するという視点だったりするのだろう。多様な名著に目を通してみることをお勧めしたい。時間の生み出し方や使い方を学び、実践することで人生を豊かにしていただきたい。

谷山歩(たにやま あゆみ)
早稲田大学法学部を卒業後、証券会社にてディーリング業務に従事。Yahoo!ファイナンスにてコラムニストとしても活動。日経BP社の「日本の億万投資家名鑑」などでも掲載されるなど個人投資家としても活動中。個人ブログ「インカムライフ.com」。著書に「超優待投資・草食編」がある