朝型,エリート,生産性
(画像=KieferPix/Shutterstock.com)

目次

  1. 朝型のススメ
  2. エリート街道を進むのは朝型人間?
  3. 夜型のメリット・デメリット
  4. 生産性の高い人が午前中に実践している4つのこと
    1. 1.1日を2等分する
    2. 2.職場に30分早く到着する
    3. 3.3分間の「自分の時間」
    4. 4.体を動かす

朝型のススメ

前の【第1回】で成功者に朝型が多いという話に少し触れた。【第2回】では、具体的な統計データを元に、朝型のメリットや、朝何をすれば良いのかについて解説する。ハーバード大学の学生や、有名企業のCEOの例も紹介するので、朝起きて何をすべきか参考になるだろう。

ちなみに、朝早く起きたからといって絶対に仕事や勉強をしなければならないわけではない。運動をしたり、ぼーっとする時間に充てるのも一つの手だ。重要なのは朝だけでなく一日をトータルで考え、自分の生活スタイルに合わせて早起きして何をするのがベストか考えることだろう。

朝の時間を仕事や勉強に充てればもちろんスキルアップや収入につながるが、あえて朝の時間はリフレッシュに充て、日中のパフォーマンスを高めるという考え方もできる。

エリート街道を進むのは朝型人間?

ハーバード大学が運営するハーバード・ビジネス・レビュー(HBR)で発表された調査によると、「朝型の学生はエリート街道を進む傾向が強い」という。ポジティブ思考で積極的に行動を起こす「プロアクティブ(Proactive)」な学生は朝型が多いことが、その根拠のようだ。

生物学者クリストフ・ランドラー氏が2010年にHBRで発表した調査報告書によると、調査に協力した大学生367人のうち、「長期的なゴールの特定に時間を費やす」「自分自身で物事を変化させる自信がある」などポジティブ思考で積極的に行動を起こす人は朝型が多かった。

こうしたプロアクティブな姿勢が仕事や勉学の業績にプラス効果となるのか、朝型の人は学校で優秀な成績をおさめ、優良企業に就職する確率が高い。また問題を予期し、最小限に食い止めようとするそうだ。(Harvard Business Review2010年7月付記事 )

夜型のメリット・デメリット