富裕層,フェラーリ,ランボルギーニ
(画像=BenBdProd/Shutterstock.com)

富裕層にとって高級車は投資

これまでの連載で、富裕層が日常で効率的な投資を行っていることをしつこいくらいに解説してきた。これまでの流れから考えると、富裕層がなぜ高級車を所有しているのか、すでにお気づきの方も多いだろう。

決して高級車を見せびらかして金持ちアピールしているわけではない。そういった面もあるかもしれないが、投資という目的の方が大きい。今回【第6回】では富裕層の思考原理を高級車を例に再確認しつつ、高級車がいかに投資効果が大きいかについても見ていきたい。

フェラーリやランボルギーニは車ではなくアート

高級外車といえば真っ先に思いつくのが、ベンツ、BMWといった車だが、フェラーリやランボルギーニはまさに「別格」だ。普通、どんな高級車でも買って10年以上経つと中古車としての市場価値は下がるのが常識だが、フェラーリやランボルギーニは時間が経過しても1,000万円を下ることはほとんどない。それどころか車種によっては購入時以上に価値が高くなる場合すらある。

自動車は大型の工場で機械によって生産される工業製品だ。だが、フェラーリ・ランボルギーニは違う。製造工場の動画によると、ヴァイオリンを熟練職人が手作りをするような作業風景を見ることができる。そう、フェラーリやランボルギーニといったスーパーカーは、ロボットで一定の規格の基づく大量生産をする工業製品ではなく、職人の手作りで生み出される「アート」に近い属性を持っているのだ。

当然、手作り故のデメリットも存在する。まずは人件費。大量生産が出来ず、人の手で作り上げるので1台あたりの原価は大衆車や他の高級外車とは比較にならないほど高い。また、出来栄えの品質もばらつきが出てしまい、ボディー外板についていえば組み立てながらばらつきの辻褄を合せていく、という大衆車では考えられない製造工程をたどることになる。

フェラーリやランボルギーニは株式以上の利回り?