理由③:経済的損失が少ない

学生は学業が仕事ですから社会人のように働いていないのは当たり前です。そのため経済的な損失が少ないため、逆に多くの保険金をかける必要性も低いと考えられます。

大学生に保険の必要性が低い理由は経済的損失が無いという点が一番の理由です。お父さんが病気になる場合と、大学生の息子が病気になる場合を比べてみましょう。お父さんの場合は治療費に加えて病気して働けない期間の経済的リスクが発生します。例えばお給料が500,000円だった場合、傷病手当などを申請しても働けない間に貰えるお金は約日当の2~3割程度なので100,000~150,000円といったところでしょう。入院1日1万円の医療保険だった場合、丸1カ月入院したとしたら30万円、手術があったら20万円が保障の対象になる可能性があります。高額療養費を差し引くと医療保険で支給される保険はプラスになることがほとんどですから、お父さんのように経済的なリスクが伴う場合はむしろ保険は必須と思われます。しかし、大学生の息子の場合はそのような経済的損失はアルバイト代くらいで本人お小遣い程度でしょう。そこに月数10万円の戻りがあったとしても、ある意味必要ではないお金という風に捉えることもできます。

上記のことから最低でも保険は社会人になるまでは必要性が低いと考えられます。

学生のうちは保険よりも自己投資

学生のうちはリスクに備えるよりも自己投資を優先して、社会で立派に活躍できる人になりましょう。

若年性の病気が存在しないということではありませんが、普通の健康体の若者が入院するような病気にかかるリスクは極めて低いと考えられます。もし大学生のうちから保険を検討しているようであればその費用は勉強や遊びのために使い自分の見識を深めるなど、将来のための貯金としておくことをおすすめします。仮に3,000円の医療保険だったとしても年間で36,000円。学生だったら旅行に1回行けてしまう金額です。

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