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少額保障の中身とは少額短期保険とは、その名もずばり「保障額が少ない」「保障期間が短い」そして「掛け金が安い」といった保険商品です。例えば、死亡保障は 300万円、傷害死亡は 600万円まで、医療保障は 80万円まで。重度障害の保険金は、怪我で最大600万円までです。

ちなみに従来の生命保険の場合は死亡保障は5億円、ガン保険の医療保障は無制限といった具合ですので、少額短期保険の中身は「かなりスケールダウン」しているもの、と考えてよいでしょう。


1.少額短期保険の誕生とその背景

そもそも、保険業法は昭和 14年( 1939年)に制定以来、 50年以上もそのままで運用されてきました。その間、外資による保険業の日本進出、撤退、そして一部保険会社の破綻や合併などで、その信頼性が揺らいでしまいました。そして、中には根拠法を持たない「共済会社」や「保険会社」が出現し、違法な金利で出資金を集め、高利回りの商品をねずみ講式に販売するなど、社会問題化してきたのです。

しかし、規制する法律がなかったため、平成7年にようやく改正保険業法が成立、金融庁の監視下のもとで「少額短期保険業」という新たなカテゴリーが正式に認められることになったのです。


2.ユニークな商品ラインナップ

少額短期保険業者は、その会社規模や保障金額の規制規模からみて、「ニッチマーケット」に対象を絞っています。例えば、大規模小売業の「イオン」は化粧品、健康食品大手の「ファンケル」向けに、女性特定疾病の保険を販売しています。月の掛け金は一定で、診断書を郵送すれば、即給付金が口座振込される、というシンプルな商品です。福岡にある「ベル少額短期保険」は葬儀保険を販売しています。

保障は死亡保険金だけを支払うもので、共済事業から少額短期保険業へ転換し、現在黒字決算を維持しています。「ペット&ファミリー少額短期保険会社」は資本金12億円以上という、少額短期保険業としては規模の大きい会社です。ペット保険専従で、犬猫新規加入の場合は「8才以上も加入可」という点が大きな特徴です(従来のペット保険では8才以上加入は不可)。

平成 26年 4月現在で約 80社あまりの少額短期保険会社が登録していますが、多くは「地震保険」と「家財 •賠償」保険という損害分野。続いて「生命 •医療 •傷害」、「ペット」そして「所得保障」「弁護士費用保障」「山岳登山用レスキュー保障」などがあります。