時短家電や家事のアウトソーシングサービスなどの登場に見られるように、「忙しさを解消し、時間を作る」ためのサービスや製品がどんどん登場している。ここでは、忙しいビジネスパーソンが時間短縮をしながら効率的に情報収集をするための方法を2つ紹介しよう。
スマートスピーカーの活用「声で検索ができる」
スマートスピーカーとは、対話型の音声操作に対応したAIアシスタント機能を持つスピーカーのことだ。内蔵されているマイクでこちらの音声を認識し、情報の検索や連携家電の操作を行う。
従来、調べたいことがあると、パソコンやスマートフォンに文字を入力して検索することがほとんどであっただろう。スマートスピーカーを使うと、「音声のみ」で検索することができる。文字入力という手間が省かれ、口頭で指示をするだけで解決となる。
スマートスピーカーを利用した場合の検索先のジャンルは、ニュースや天気予報のほかに、金融市場情報など多岐に渡っており、効率よく情報収集することができる。情報収集だけでなく、予定管理を行ったり、電車の遅延情報を確認したり、通販サイトでの買い物に利用したりすることもできる。
スマートスピーカーは、Amazon製、Apple製、Google製など各社から販売されている。安いもので5,000円程度から購入できる。それぞれ得意とする分野が異なるので、どのようなシーンで利用するかによって選択したい。
手を使うことなく、声をかければ検索できるという手軽さもあり、食事中や身支度中にも利用することができる。寝前に「明日○時に起こして」と声をかけるとその時間にアラームがなる。好きな音楽を流すこともできるのだ。
Amazon製のEchoでは、800近くあるスキルを自分好みにカスタマイズすることで、最新の金融経済ニュースや料理レシピ、電車の運行情報確認なども聴くことができる。Apple製のHomePodなどは、空間認識を使って自らの室内での位置を感知し、それに合わせて自動的に音を調節することもできる。Google製のスマートスピーカーなどでは、Googleカレンダーと連動した予定管理をすることができる。
アラーム機能を応用することで、声をかけるまでもなく、朝の身支度をしている時間になると自動的に自分が聞きたい情報を流すことも可能だ。もちろん、就寝前に翌日の予定や天気を確認することも可能だ。パソコンやスマートフォンに向かうことなく、何かをやりながら同時進行することができるということは、忙しいビジネスパーソンにとっての一番の利点であろう。
オーディオブックで「本を聴ける」
オーディオブックとは、主に書籍の内容を朗読して録音した音声提供サービスのことである。プロのナレーターや声優が朗読した音声をダウンロードすると、スマートフォンなどで聴くことができる。オーディオブックのメリットは、本を持つ必要がなく、両手が自由になることである。本の内容は、耳で聞けるため「ながら読書」作業が可能になる。
通勤途中や就寝前、自動車通勤など今まで音楽などを聴いていた時間を自己啓発本やビジネス書を聴くことで情報収集の時間に変えることもできる。また、朗読のスピードを2倍、3倍に上げることも可能なので、読書の時間を確保できない忙しいビジネスパーソンに最適だろう。耳だけで本の内容を理解できるか不安な場合は、無料のサンプル音声を試してから利用することもできる。自分好みの声を見つけられることもあるので、「耳読書」が楽しみのひとつになる可能性もある。
「~しながら」の情報収集で時間とうまく付き合う
忙しい毎日の中で、いかにして時間をコントロールするのかがビジネスパーソンにとって非常に重要になってきている。ここで紹介した何かの「ついで」に情報収集ができるサービスや製品を積極的に生活に取り入れることで時間とうまく付き合っていきたい。時間を効率よく使うためにもAIにできることはAIにアウトソースしてみてはどうだろうか。塵も積もれば山となる、スキマ時間の有効活用が周りに大きな差をつけることになるだろう。(提供:大和ネクスト銀行)
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