今朝も寒い朝となりました。本日は「大納会」ということですが、28日の大納会ということで昔の大納会を思い出しました。昔は28日の午前中で株式の取引が終わり、28日11時を過ぎると「正月モード」となり、昼から打ち上げとなっていました。何でも欧米の真似をしたがる日本ですが、米国の感謝祭休暇やクリスマス休暇の前の「短縮取引」も是非真似してもらいたい気がします。28日の午前中で終わるというように「働き方改革」をしてもらっても良いような気もします。

本日は今年最後の営業となります。大引けあとからアルゴナビスでも大納会を行いますので、東証に行く、とかお近くにお出での方は是非、お気軽にお立ち寄りください。本年も大変お世話になりました。何だか思うようにはいかない「最悪の年」でしたが、ここまで突っ走ってきたので、ここからも突っ走って行きたいと思います。今年の反省は反省として踏まえて、お正月休みも長いことですから、気持ちをリフレッシュし、しっかりと計画立てて行きたいと思います。これまでのように、そしてこれまで以上のご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。良いお年をお迎えください。

本日の投資戦略

アルゴナビス清水の投資戦略
(画像=PIXTA)

米国株は「デッド・キャット・バウンス」でなく本格的な出直りだという見方も出ていたようですが、一時ダウ平均が600ドル安くなるなど落ち着きのない展開です。米中貿易摩擦問題などを巡ってのトランプ大統領の言動に振り回されているということですが、結局は米国の利上げで金利が上昇したということの影響が問題ということなのだと思います。

米国株は総じて買われ過ぎていた感もあり、引き続き買われ過ぎている銘柄は戻りも鈍いと思われます。これまで相場をけん引してきた銘柄に成長が期待できなくなるとさらにここから相場をけん引するものが出てくるまでは調整となると思います。景気後退ということでなければ、底堅さもみられるのでしょうが、上値を買い上がるということにもならず、当面は保ち合い相場が続くということになるのでしょう。

日本市場も上値の重い展開が続くのでしょうが、引き続き割安銘柄を物色するということで良いと思います。日経平均の動きに惑わされず三菱商事(8058)などの商社株、三菱UFJ(8306)などの銀行株などに注目で、パナソニック(6752)やTDK(6762)など売られ過ぎ銘柄の反発にも期待です。

TDK(6762)は昨年9月の安値水準からの反発となりました。移動平均線や基準線からの乖離も大きく戻りが期待されるところです。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。『ユーチューブチャンネル』も人気!

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。