マイクロソフトの会社概要
マイクロソフトは、言わずとしれたアメリカの起業家で、大富豪となったビル・ゲイツが設立した会社です。コンピューターソフトウエアの「windows」「office」は、世界中でつかわれており、今はなくてはならないものとなりました。SNSサービスや、最近はクラウド事業にものりだしています。
収益の大半は、ソフトウエアのライセンスが占めています。マイクロソフトは、ソフトウエア会社としての機能を重視していたようですが、2008年ビル・ゲイツは、第一線を退き、スティーブ・バルマー氏がCEOとなりました。
グーグルやアップルなどの会社が新しいサービスを次々出してく中で、マイクロソフトは、windowsのソフト会社というイメージから更新する事ができず、今年2月からクラウドの事業責任者だったインド出身のサトヤ・ナデラ氏が新CEOになりました。ナデヤ氏は、デバイス(コンピュータ機器)とサービスの両方を兼ね合わせた高い価値を提供できるように戦略をかえていくようです。
デバイスとサービスを一体としてみる事で、個人での使用、仕事での使用、どこにいても世界中の人とつながる事ができで、それが一番価値のある事だとみているようです。「Surface」の売れ行きは好調のようですが、今後もさらに伸ばしていくようです。
マイクロソフトの企業価値が上昇した訳は?
8月のロイター通信社の記事によると、在籍34年間のスティーブ・バルマー氏が1年以内のCEOの退任を表明した1年前とくらべ、マイクロソフトの時価総額は1,000億ドル超増加しました。特に8月以降40%も上昇しているという事ですが、後任のナデラ氏が、何か功績をもってきたという事ではないようです。
マイクロソフトの株は、バルカー氏がCEOとして務めた14年間の間に株価は45%も下落しています。投資家からはあまりよい評価はえられなかったようです。株価が、半分近く下落した理由としては、バルマー氏がCEOとして就任したての事に起きたハイテクバブルの崩壊と米国政府のマイクロソフト社にたいするとトラスト法訴訟が原因といわれています。
しかし、その後株価は回復することはなく、ウインドウズは、ハードウエアの進出に失敗し、パソコンとソフトウエアなどのデスクトップ製品での会社という以上の結果を残す事ができず、投資家に疑問を残すような買収の価格やモバイル機器などの技術などの新しい分野でも苦戦し、投資家の期待を得る事はなかったというのが、株価が下落していきそのまま回復しなかったようです。
今回新しいCEOになったという事や、8月以降40%も上昇しているのはマイクロソフトだけでなく、アップルの株価もおなじように上昇している事から、新しいCEOへの期待や、製品の期待にたいする投資家の買いが入っている事、またS&P総合500種も20%を上げており様々な業種にたいしてアメリカ国民の期待が伺えます。その為、マイクロソフトの時価総額は、大幅に増えて1000億ドルになっています。