地金型金貨と地金の違い

地金は、大きな金の塊になるので高額な取引になる反面、金貨のような製造などのコストがかかりません。しかし、地金は購入するグラム数によっては、バーチャージと呼ばれる手数料がかかる場合があります。

また、保管する場所がない場合、保管するための保管料がかかる場合があります。また、金貨のように小分けで購入ができないので、分散して売却が難しくなります。金貨は、地金にくらべて少額で購入できますが、コストがかかるので割高になります。

小さいので、紛失しやすく、傷つきやすい事もあげられます。換金時は、傷がつくと売却価格がかなり安くなってしまう事もあります。しかし、少額から購入できるため「ドル・コスト平均法」で少しずつ購入していく事により、購入価格を平均化することができるメリットがあります。

地金型金貨で購入する場合は、少額で長く購入し続ける事が、リスクも軽減できるようです。金貨は、毎年デザインが違うものがでたりして購入する際の楽しみもあります。

金貨を購入するその他の方法

金に投資する方法として、三菱マテリアルでは、純金積み立てという方法があります。毎月一定額を決めてその金額分だけ金を買うという方法で、「ドル・コスト平均法」という購入方法になります。積み立てて、ある程度グラム数が溜まったら市場で売却して現金に換える事もできますが、グラム数に応じて、地金や金貨に変える事ができます。

他の会社でも純金積立は行っていますが、換金の際は、売却して現金で受取りする所が多いようですが、三菱マテリアルのように金貨や地金に引き換えできる所もあります。少しずつ純金積立で積み立ててある程度溜まったら、金貨と交換する方法もあります。

今後の金貨の行方

金は、限りある資源になりますので、今後希少価値がさらに高まるといわれています。現物で持つことがなかなか難しくなるかもしれません。しかし、有事の金いわれるほど金の市場の価値は今でも高く評価されています。分散投資の観点からみても投資の一つに組み込んでおいた方がよい投資商品だと思いました。(ZUU online 編集部)