パナソニック、EVバッテリーで世界に挑む? トヨタ、テスラと連携、米中貿易摩擦のリスクも
(画像=ZUU online)

2月4日、大手電機メーカーのパナソニック <6752> が今期の業績見通しを下方修正した。これを受けて、翌5日のパナソニック株は売り気配で始まり、前日比で一時6.4%安の992.7円を記録した。

注目されるのは「その後」の展開だ。992.7円を付けたあとは押し目買いが優勢となり、同日の終値は2.5%安の1035円まで下げ幅を縮小、その後も堅調地合いが続き2月13日には終値で1050円と業績下方修正が発表される前の水準(1035円)を上回っている。ちなみに、1050円は2018年12月25日の安値から14%も高い水準にある。

株価の長期トレンドを探るうえで「業績」は重要な手掛かりとなるのは言うまでもない。しかし、短期的には業績と株価の動きが必ずしも一致しないことがある。先週のパナソニックもそうしたケースに該当すると考えられる。今回はパナソニックの中長期的なポイントを整理してみよう。