「筋トレが続く人は資産運用でも成功できる」と言われます。コツコツ続けることや振り返って反省できることがともに求められるからです。しかしそれは本当でしょうか。求められる能力を深掘りしながら、検証していきましょう。

お金を増やすためにはどのような能力が必要?

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(画像=PIXTA)

資産運用には「継続力」と「振り返り力」の2つの能力が必要だと言われています。

まず「継続力」。投資では、資産運用によって得られた利益がさらに運用されて増えていくという“複利効果”があります。これは投資期間が長くなるほど大きな効果が期待できるため、「継続力」を持っていると資産運用に有利だと言われています。

また、中長期の投資期間のほうが、短期的な振れ幅の影響を受けにくくなり、結果的に価格変動のリスクが小さくなると言われています。株式や債券は値上がりや値下がりを繰り返します。短期的な資産運用だと、たまたま大きく値を下げた時期と投資期間がぴったり重なってしまうことも起きてしまうわけです。

「振り返り力」も、より高い運用実績を残していくために必要です。例えば不動産投資においては市場や地域性などを分析・考慮して購入物件を決めますが、一定期間が経ったあとに運用結果を振り返ることで、物件選定における反省点や良かった点が分かります。失敗から学び、なぜ成功したのかを分析すれば、投資家としてより成長していくことができるでしょう。

筋トレにも求められる「継続力」と「振り返り力」

資産運用において「継続力」や「振り返り力」が重要であることが分かりましたが、筋力トレーニングを成功させるためにも同じような能力が求められます。

筋力トレーニングでは一般的に、筋肉のある性質を利用して行われます。それは、「超回復」、つまり抵抗をかけることで破断された筋繊維は修復の際により太くなって回復するという性質です。この性質を利用してより効果を発揮するためには、筋トレをしてから2、3日ほど休息を取り、また改めて筋肉に負荷をかけることを繰り返すことが推奨されています。

せっかく筋力トレーニングを始めても「継続力」がなくて三日坊主になってしまえば、このサイクルが機能せず、ほとんど効果が得られないまま終わってしまいます。筋トレは自分の体に負荷をかけるものですから決して楽なものではありませんが、粘り強く続けられる人が結果として成果を得ることができるわけです。

「振り返り力」も筋力トレーニングでは必要です。トレーニング結果などを記録していきながらどのようなトレーニングが効果的だったかを定期的に検証したり、自分の生活の中で取り組みやすいトレーニング方法を探したりすれば、より成果が出やすいからです。体を動かすだけではなく、頭を使うことも筋トレには必要なのです。

ダイエットや語学の学習にも共通点

日常の生活において「継続力」と「振り返り力」を求められるものと言えば、ダイエットなども挙げられるでしょう。「継続は力なり」という意味ではダイエットも筋トレと同じですし、どのようなダイエットが自分に合っていたかを振り返ったり、栄養バランス的に健康状態に影響を与えていないかを分析したりすることも求められます。

語学などの勉強でも似たような側面があると言えるでしょう。知識を徐々に積み重ねていきながら試験に臨み、その結果を振り返って学習計画を立て直すというプロセスは、より高いレベルを目指すためには必要なものです。

資産運用に挑戦したことがない人も

資産運用に挑戦したことがない人でも、筋力トレーニングやダイエット、語学の勉強などに取り組んだことがある人は多いでしょう。そのときあなたが「継続力」と「振り返り力」を発揮していたのであれば、コツコツじっくりとお金を増やす資産運用に向いてそうです。

投資はあくまで自己責任ですが、まず資産運用の方法などを学ぶことからでも第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

(提供=auじぶん銀行)

執筆者:株式会社ZUU

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