「報告にはキャッチコピー」を職場のルールに
職場でも、女性に好かれるには共感が必須。しかしこれはなかなか簡単にはいきません。
例えば「話が長くなる問題」。物事の推移に敏感な女性脳はプロセス重視の脳でもあるため、「報連相」の際も、ことの発端から経緯を細々と話しがちです。
もし部下から「最近疲れていて、辛くて、こんなミスも……」と長々と話されたら、途中で「こうすればよかったんだよ」と言いたくなるはず。
しかしこれは失敗のモトです。相手は「『業務量を減らして』と言いたかったのに、途中でダメを出された!」と傷つき、悪くすると怒り出します。
なんと理不尽な、と思われるでしょう。確かにその通りです。本来は部下のほうが簡潔な話し方を心がけるべきです。
そこで上司の方々にお勧めなのは、普段から「報連相は結論から述べ、次いで要旨を端的に言う」ことを職場のルールにすることです。
さらに良いのは、結論に「キャッチコピー」をつけさせること。
例えば「意欲向上と効率化のため、業務量を減らしてください!」というふうに、勢いのあるワードが添えられていると聞く側の関心も高まり、お互いに満足度が上がります。
長々と話されたときの、とっさの対応策もあります。「ほう、それで君はどうしたの?」と聞けば良いのです。話を一気に核心に近づけられると同時に、相手への関心も示せます。この殺し文句で、円滑かつ迅速に情報を引き出しましょう。