【集中力Hacks!】
カフェインが最強の集中力アップ成分
コーヒーに含まれるカフェインは複数の研究でメリットが確認され、その集中力アップ効果はベースラインから5%前後だと言われています。基本的に缶コーヒー1本分のカフェインを飲むだけでも集中力は上がるそう。ただし、個人差はあるものの一度に缶コーヒー2本(カフェイン400mg)以上を飲むと、不安感や焦燥感の増加といった、副作用が出やすくなるので注意が必要です。
オリジナル儀式で集中力アップ
自分独自のマイ儀式を定め、集中力が必要な場面で毎回その動作を行なうと集中力が上がります。例えば、ゴルファーがボールにキスをする仕草をしたら、パットの確立が38%も上がった事例や認知テストの前に指を10回鳴らしたら成績が21%アップした実験など複数の報告がなされています。「5秒間、目を閉じる」などの簡単な儀式でも良いので、集中力が必要な仕事の前に試してみてはいかがでしょうか。
『THE21』2019年12月号より
鈴木祐(すずき・ゆう)
サイエンスライター
1976年、生まれ。慶應義塾大学SFC卒業後、出版社勤務を経て独立。膨大な数の科学論文と、国内外の学者や専門医への取材をもとに、ヘルスケアを中心とした書籍を執筆。ブログでも心理・健康・科学に関する最新情報を発信、月間100万PVを記録する人気を誇る。企業を対象とした講演や、生産性の上がる職場環境の構築も行なう。近著に「ヤバい集中力」(SBクリエイティブ)がある。(『THE21オンライン』2020年01月06日 公開)
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